亀井の復調のバロメータは四球

昨日亀井は,2本のヒットを打って復調への期待が高まりますが,そのバロメーターは四球を選べるかどうかだと思います.


 


昨年(2009年)にブレイクした亀井ですが,ブレイク前の2005-2008年の打席数は517で四球は23個しか選んでいませんでした.率にして約4%です.ブレイク前の亀井について,評論家の掛布さんが,「積極的な打撃という言葉を勘違いして,調子がよいと,ボール球でも打ちに行く.結果として好調さが持続しない」という趣旨の事を言われていて納得したことがあります.


 


ブレイクした昨年の打席数は547ですが,四球は45もあり,率にして8%と倍増していました.昨年の亀井は,自分が決めるときは決め,選ぶときは選ぶということを非常に冷静に使い分けていたように思います.サヨナラ本塁打を連発したように自分で決めるかと思えば,6番以下の谷や阿部にうまくつないで彼らに決めさせていた時もあります.


 


ところが今年は現在までのところ179打席で四球はわずか7つと,率にして4%を切ってしまいました.ブレイク前に逆戻りです.ちょっと調子がよくなりかけても,ボール球を打ちにいくから好調が持続しない所まで以前にそっくりです.


 


追い込まれることを恐れず,冷静にボールを選べるようになるかということが,亀井復調のバロメーターだと思います.


 

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