ほぼ半分の75試合を終えての巨人の評価 :個別選手(救援投手編)

先発投手同様,去年の成績(括弧内)と比較します.勝敗・セーブ・ホールド数等は去年の数字を単純に半分にしています(適宜四捨五入しています).面倒なので,久保・山口・越智・クルーンの4人だけにしました.


 


久保 39試合,5勝0敗,13H,1S,4本塁打,60三振,11四死球,率2.25(4試合,1勝0敗,0H,0S,2本塁打,13三振,6四死球,率3.29)


 


山口 34試合,3勝2敗,8H,2S,8本塁打,36三振,14四死球,率4.14(37試合,5勝1敗,18H,2S,1本塁打,31三振,10四死球,率1.27)


 


越智 29試合,2勝3敗,11H,4S,2本塁打,25三振,14四死球,率3.70(33試合,4勝2敗,12H,5S,3本塁打,35三振,12四死球,率3.30)


 


クルーン 25試合,1勝1敗,0H,14S,1本塁打,30三振,14四死球,率3.68(23試合,1勝2敗,1H,14S,1本塁打,29三振,11四死球,率1.26)


 


合計 11勝6敗,32H,21S,15本塁打 (11勝5敗,31H,21S,7本塁打)


 


勝敗とホールド・セーブに昨年と今年で差はありません.問題は被本塁打で昨年の倍になっています.そして,それはほとんど山口の成績低下の分です.越智もクルーンも若干数字が去年より悪いですが,それは「ゆらぎ」の範囲内のように思います.明らかに悪いのが山口で,制球が悪くて四球を出し,本塁打を打たれるという今年の山口の印象がそのまま数字になっています.その分を,久保がカバーしているというのが現在の状況です.


 


山口がわるいのは,先発転向のせいなのか,2年間の勤続疲労のせいなのかわかりません.個人的には後者のように思います.リリーフの登板数の目安ですが,全試合数の半分というのは明らかに多いので,とりあえず4割程度とすると,75X0.4で30試合が一つの目安となります.途中まで先発だった山口がすでに34試合で,久保にいたっては半分を超える39試合と完全に登板過多です.山口に関しては,今後の星野の成長(現時点で,17試合,0勝0敗,1H,0S,3本塁打,11三振,9四死球,率3.31)と金刃の復帰が待たれます.久保に関しては,便利屋としての使い方をそろそろ首脳陣がやめるべきで,僅差で負けている展開でのリリーフやロングリリーフは他の投手にやらせるべきです.それについては,マイケルや福田あたりに期待しています.


 


 


 

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