ほぼ半分の75試合を終えての巨人の評価 (7/5,158675,15)

舎人さんが,ちょうど半分の72試合終了時に同様な評価をされているので二番煎じですが,私もちょっと毛色を変えてやりたいと思います.


 


リーグ戦の優勝チームの勝率は大体6割です.現在,年間144試合ですから,これに0.6をかけると86勝.実際,引き分けもありますが,2007年は80勝,2008年は84勝,2009年は89勝で優勝していて,2007年と2008年はぎりぎりで優勝,2009年は大差をつけての優勝でした.ということで,85勝前後(勝率6割前後)が優勝ラインと考えてよいと思います.


 


3連戦が基本のリーグ戦において,勝率6割というのをどのように達成するかと考えると,下位3チームに2勝1敗を原則として6勝3敗.上位2チームに五分として3勝3敗とすれば,一通り5チームと3連戦をこなした15試合で9勝6敗となって6割となります.セリーグ相手は120試合(15試合X8サイクル)ですから,これに8をかけると72勝48敗.交流戦が5割〜6割(12〜14勝)だと84-86勝となって上述の優勝ラインとなります.


 


それで,現状は75試合で45勝30敗でちょうど6割.交流戦後も下位3チームと6勝3敗,上位2チーム(中日・阪神)と3勝3敗で9勝6敗と良いペースです.対セリーグを考えると33勝18敗で勝率が6割5分近くです.内訳を見ると,横浜・広島・ヤクルトに23勝7敗,中日・阪神に10勝11敗で上位2チームには5割,下位3チームには8割近い勝率で勝っていてこれもペースとしては悪くない.


 


阪神に対戦成績の4勝8敗以上にぼこぼこにやられている印象がありますが,通算してみると悪くはなくむしろよいペースです.他方,阪神は,巨人に8勝4敗と勝ち越しているものの,巨人以上に東京Dに特化したチーム(守備には目をつぶって本塁打を打ちまくるチーム)となっているので,他チーム相手で取りこぼしがあり,40勝31敗で3ゲーム差で2位となっています.


 


しかしながら,阪神は,エース格の岩田・能見投手を欠いて(最近まで安藤投手も欠いて)この成績であることには注意が必要です.CSも考慮すれば,今後,阪神との直接対決の重要性はより増してくるでしょう.前の日記との繰り返しになりますが,阪神戦に重点をおいた戦術・戦略の練り直しが必要になると思います.

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