ヤンキースの松井との交渉はドライだがフェアだった(87755,8)

松井の行く先がエンゼルスと決まって,「ヤンキースのやり方が松井のプライドを傷つけた。」とか何とかの記事もありますが,ヤンキースは明瞭に「DHとしての松井は必要。外野手としては考えていない。」という条件をあげて交渉したのだから大変フェアだったと思います。日本式に「当面,DHとして考えるが,キャンプやオープン戦の結果によっては,外野手としても考える。」なんてことを言わなかった訳ですから。他方,松井は「DHとしてだけではなく,外野も守りたい。」と条件を挙げて交渉し,それが合わなかったからヤンキースには入らず,その条件を満たしたエンゼルスに入った訳ですから,大変わかりやすかった。


松井には付加価値として「ジャパンマネーもある」という話には,「ヤンキースは純粋に戦力の価値だけで判断する」という趣旨の回答をしたというところにも,ヤンキースのプライドを感じました。


 


ということで,今回の一連の交渉とその結果については,(途中経過における雑音はともかく),私は大変好感をもっています。


 


付記:他方,これを機会にもうけようという人・企業はたくさんいるようです。西海岸は東海岸より日本に近いし,ディズニーランドと松井(エンゼルス)の生観戦が入ったツアーなら,野球好きの親父と遊園地好きの子供の要望を共に満たすから申し込みが殺到するだろうなあ。私もいきたい!


 

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