不思議の勝ちの理由

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というのは野村監督の名言ですが、(昨日もそうだったが)今日の中日戦の勝利はまさに「不思議の勝ち」。

 

不思議リスト(試合前)

1・相手の先発は、昨年から苦手の左のチェン。しかも、ここまでのチェンは2試合投げて失点ゼロ。

2・こちらの先発は福田。言っちゃー悪いが、先発5番手。オープン戦でも2度続けてよいピッチングしたことなし。この前よいピッチングをしたので今回は・・・

3・球場はナゴド。東京Dと違って、ラッキーパンチの本塁打も出にくい球場。

4・ 先発メンバーから、最近好調の、木村拓・亀井・李・阿部を落として、寺内・谷・アルフォンゾ・鶴岡を入れてきた。相手が左投手だから、亀井→谷は理解しよ う。怪我がなおりきっていない阿部を鶴岡に代えたのも何とか理解可能。しかし、両うちの木村を落とす理由はないし、昨日2本塁打の李を不調のアルフォンゾ (18打数2安打)に変えることもないだろ・・・ということで、明らかに昨日より格落ちに見える先発メンバー。

 

不思議リスト(試合が始まって6回まで)

5・案の定、ピッチング内容はチェンが上で2点先制された。

6・ 小笠原・ラミレスは完全に抑えられてた。寺内も谷もだめ。ついでに鈴木も駄目。

 

不思議リスト(7回以降)

7・8試合で2安打のアルフォンゾが、この試合だけで2安打打って、しかも2本目がタイムリー。

8・2年間で本塁打0の寺内が初めて本塁打を打ってそれが決勝点。

 

しかし、巨人にとっての8つの不思議が重なった勝ちであっても、(野村監督が正しいのなら)中日にとっては、不思議の負けのはずがないので理由があるはず・・・

 

a・福田から2点どまりの打撃陣→ウッズ・中村の抜けた穴がうまっていない。

b・昨日同様、よい投手が投げているのに、ここぞというところで本塁打を 打たれてしまうこと→怪我で2軍におちている谷繁の穴が埋まっていない。小田では役不足。

 

aに関しては、 現在、新外人ブランコに加えて、野本・藤井を試している最中であり、今後改善される可能性大で、おそらく落合監督にとっては想定内であろう。

問題はbで、谷繁(39)の後継者を作るべく、中日は数年前から準備しているがなお埋まっていないということで、これについては落合監督も頭が痛いと思われる。

 

結論:キャッチャーの差で巨人は勝てた。捕手の問題は、阪神、横浜も抱えている問題であり、 ここまでのところ、阪神・横浜に勝てたのにも、キャッチャーの差の部分の貢献が大きかったかもしれない。

 すなわち、阿部(30)、鶴岡(32)の二人捕手体制は、巨人の強力な武器である。

 

 

 

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