王者のホームグランド (佛教大園部球場)

  • Mr.black
    2011年04月14日 12:47 visibility11651

「京滋1部リーグ」に所属する佛教大学。同リーグの常勝軍団です。

この佛教大が普段練習しているグランド、それが「園部キャンパス野球場」です。

下の写真で敷地右端の丸く出っ張っている部分が野球場です。

 


場所はJR嵯峨野線「園部駅」から南西に徒歩25~30分です。

バスも一応ありますが、一日に数便なので試合時間に合わせるのは結構大変です。実質歩きかタクシー利用になるでしょう。(私は行きは徒歩、帰りはバス利用でした。バスは160円。)

 


球場外観はこんな感じ。バックネット裏にはスタンドが作ってあります。

山形の鉄柱はバックネットを支える柱です。

 


グランドは内野が土、外野が天然芝。

フェンスまでの距離は表示されていなかったので不明です。

あくまでも目測でですが、両翼90m前半、センターまでは115m前後ではないかと思われます。HRは林の中に飛んで行くという球場です。


照明塔は規模は小ぶりながら6基あり。スコアボードは右中間寄りに手動式のものがあります。なお、メンバー表示は出来ません。


この球場の特徴はバックスクリーンですね。山の斜面を切り開いてコンクリートで固めてあり、そこに濃いグリーンで塗装がしてあるという極めて印象的な構造です。


ライト後方に見える建物はおそらくは屋内練習場だと思われます。

 


このような立派な球場なので佛教大の練習だけではなく、京滋リーグの公式戦の何割かが行われています。リーグ王者のホームグランドが公式戦の場にもなっているのです。

ここ以外では京都学園大のグランドでもリーグ戦が行われているようで、両校が京滋リーグの2強になっている構図が見て取れる事実です。

 


スタンド風景。

バックネット裏部分にのみ座席が作ってあります。コンクリートむき出しの階段席が4段。ここで観戦するには折りたたみのクッションが必要ですね。

スタンド前面は全てネットに覆われているので視界は多少悪いです。写真撮影も困難でした。(苦笑)


なお、ネットの支柱がスタンド前面に6本ありますので座る場所によってはこれが視界を遮ります。

しかし「さすがだな」と思ったのはこの支柱が全てスタンドの階段の前に配置してあることです。少しでも視界をマシにしようという工夫がありました。これを設計した方は凄いなと思いました。(変なところに感心する奴。笑)


自宅から2時間以上もかかる立地条件なのではたして今後再びこの場所を訪れることがあるかどうか分かりません。しかし公営ではない学校所有の野球場で初めて試合観戦したという貴重な体験で、去る時にはいろいろな思いがこみ上げてきました。

 

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