完全試合に遭遇（JR東北ー三菱重工横浜）

昨日、社会人野球「都市対抗」を観戦に大阪ドームへ行ってきました。

何度か書きましたが、例年は夏場に東京ドームで開催されていたのが震災の影響で秋の大阪ドームへと変更されたわけです。

おそらくは今年限りの特例措置で今後もよほどの事態が無い限りこういうことは起こらないでしょう。

以前から「都市対抗を観戦したい。チャンスがあれば東京へ遠征！」と考えていたので出陣しました。

 

 

 

 

 この日は3試合。カードは下記の通りです。

 

第一試合：「JR東日本東北（仙台市）－　三菱重工横浜（横浜市）」　←第二試合の「JR東日本」（東京都代表）と紛らわしいので以下、「JR東北」と表記。

 

第二試合：「富士重工（太田市）－　JR東日本（東京都）」

 

第三試合：「パナソニック（門真市）－　ヤマハ（浜松市）」

 

第一試合はＪＲ東北の森内投手が都市対抗史上54年ぶり2人目の完全試合を達成しました。(下の写真が森内投手。）

 

 

 

8回表まで両方ともノーヒットだったので頭がごちゃごちゃになっていました。8回裏に東北にようやく初ヒット。さらに得点も入り、9回表の守備に。ここでようやく、「あれっ？もしかして完全？」と気が付きました。

 

 

その後はアウトひとつ獲るたびに大歓声。最後の打者が三振し、キャッチャーがガッツポーズでピッチャーのもとへ。選手もマウンドに集まり大喜び。

完全試合達成の場に立ち会えてこちらも夢を見ているかのようでした。

 

 

試合後のインタビューと記念撮影の様子。青森の八戸工大一高～青森大出身という森内投手。東北に大きなお土産を持って帰ることが出来て良かったですね。

監督さんいわく「震災後に人間として変わった。成長した」ということです。

一時期は満足に練習すら出来ず、野球が出来る喜びとありがたさをそこで実感したからなのでしょう。災害は悲しいことですが、時に人を成長させる糧になるのですね。

 

 

震災後初の都市対抗。いつもとは違う趣もありました。これは東北の漁船の旗。全国からの支援に感謝するメッセージのようでした。少し離れていたので説明の声がよく聞こえませんでしたが。

 

 

仙台遠征時にKスタで出会ったキャラクター「むすび丸」（左側）。

観光PRのためのゆるキャラだそうです。

まさかこんな形で再会出来るとは。（笑）

 

 

日本選手権は企業同士の対抗戦なので応援コールは通常は「頑張れ！　JR！」とか「GOGO！　JR」なのですが、都市対抗ではあまり企業名は前に出さず、「頑張れ！仙台！」とかになります。これはどこも同じです。都市対抗ではチームはあくまでも「都市の代表」という位置づけなのですね。

 

 

今回はやはり東北への支援も行われる大会です。

大阪ドーム場外では東北物産展が行われていました。

そして場内通路では募金箱が置かれてあり、募金すると写真のようなオリジナルピンバッジが貰えます。（場内の正面通路に募金箱があり、スタッフが二人くらい座っています。）

手持ちがあまり無かったので恥ずかしいくらいの額でしたが・・・・・募金しました。

行かれる方はもしよろしければ、でいいのでご協力ください。（決して強制ではありません。汗）

 

 

都市対抗は日本選手権と少しシステムが違います。

日本選手権の座席割りはバックネット裏の特別席と内野一般席ですが、都市対抗は一般人はバックネット裏の特別席か、そうでなければ外野席になります。

 

通常の内野一般席部分（ベンチ周辺～ポール際まで）は「応援席」といって「応援する関係者」だけが入り、一般人は入れません。未確認ですが内野2階席も「応援席」扱いだと思います。

そしてこの応援席は一試合ごとに入れ替え制です。特別席券を購入して応援席に混じることは出来ますが・・・・・。←試しにやってみたらスルー出来ました。

 

なお、特別席は2，400円、外野席は900円、です。（JABAの会員価格割引は別途にあるみたいです。）

場内の売店は概ね通常通り営業されていますので飲食物の確保は心配いりません。ビールの売り子さんもNPB開催時よりは数は少ないもののちゃんといます。

 

 

最後にサービスショット。

第三試合のパナソニックのチアガール。