カラフルなスタンド (敦賀総合運動公園球場)

  • Mr.black
    2012年04月25日 16:14 visibility1785

今回高校野球春季福井県大会を観戦した場所は「敦賀市総合運動公園野球場」です。

敦賀市には2箇所硬式対応の野球場があり、1箇所はこの球場。もう1箇所は「敦賀市営球場」です。

この「市営」の方はややグランドが狭く、スタンドも小さいので高校野球の練習試合などでは利用されますが、公式戦となるとこちらの「総合運動公園球場」になります。

 

 


↑ PCで写真を拡大すると球場の時計が狂っているのが見られます。

朝の9時前なのに5時10分になっています。(苦笑)

 


両翼は97m、センター122m、とかなり広めのグランド。

内野はクレー、外野は天然芝。そして外野フェンス際・ライン際・ファールゾーンは人工芝です。

スコアボードは磁気反転式。照明塔も6基あります。スコアボード後方には山並みが広がり、ロケーションはなかなか良いところです。


(参考資料)

敦賀市営球場の方は両翼90m、センター106m、収容数8,500人、照明は4基。

 


座席はバックネット裏~ベンチ上までが背もたれありの一人掛け。ベンチ横~ポール際までが長イスです。

この座席はエリアごとに赤・緑・青・黄と色分けされており、カラフルです。

最近は座席の色を1色に統一してある球場が増えてきたように感じます。なのでこの一昔前のカラフルスタンドは何となく気持ちが浮き立ちました。

バックネット裏には小さいながらも屋根がありました。この日はかなり強い雨が降ったのでこの屋根の存在はありがたかったです。

 


外野は天然芝とコンクリート階段席の混在型。

今まであまりこういったスタイルは見かけなかったのですが、地方球場をあちこちうろつくと時々目にするようになりました。

収容数は資料によりマチマチですが、15,000人あたりが正しいのでは?と思われます。


と、ここまで書くと非常にいい球場というイメージなのですが、実はかなりのマイナス面があります。それが下記の写真。

 


視界が非常に悪いのです。こんな風に内野のネットの支柱が縦横にあって、このあたりの座席は上の方に行かないと試合がちゃんと観られません。これはベンチの上まで続いています。

 


バックネットの太い支柱も前面にあります。

これは勘弁してほしいですね。とにかく良好な視界を得るにはバックネット裏あたりか内野席上段くらいしかありません。


もうひとつの欠点は交通アクセスの悪さ。JR敦賀駅から徒歩ではおそらく50分~1時間くらいかかると思われます。(汗)

路線バスやコミュニティバスもあるようですが、便数が少なくあまりあてに出来ません。今回は時間の都合もあり、往復ともタクシーを利用せざるをえませんでした。片道1,800円、往復で3,600円くらいかかりました。(お財布に痛い。涙)

夏の大会では臨時バス便でも出るのでしょうかね?でないと行きつくのが大変です。

 


この球場で雨が降るかどうかはこのスコアボードの後ろの山々がはっきり見えているか雲がかかっているかである程度予測できるみたいです。

これは雲がかかってきた頃の写真。それまでは山が見えていたのが完全に見えなくなっています。この後、強い雨が降りました。


収容が15,000人レベルながら過去にはNPB一軍公式戦が開催されたこともあるという敦賀運動公園球場。(今ならば3万人規模がNPB開催の条件らしいのでNGでしょう。)

そしてBCリーグの福井ミラクルエレファンツが球団創設後の初公式戦を開催した場所でもあります。そういった様々なエピソードのある球場なので今後改修する時には是非とも視界が良くなるようにしてほしいものです。

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