不健康そうな野球場だな・・・・　（四日市霞ヶ浦第一球場）

先日、三重大会を観戦したのは四日市の霞ヶ浦第一球場でした。

（すぐ隣には第二球場があります。おそらく軟式専用。）

 

三重大会のメイン会場であり、ここで開会式から決勝戦まで行われます。

また、東海大会も三重県主催の時にはこの場所で開催されます。

 

チケット売り場の様子。何度か紹介しましたが三重県は600円です。先日の静岡県も同額でしたので東海圏は600円が相場みたいですね。（またも下世話な話。苦笑）

 

交通アクセスがネックの野球場です。

近鉄四日市駅からは徒歩30分以上？、JR四日市駅からでも20分はかかるようです。（近鉄とJRの駅はかなり離れています。）

真夏の炎天下でこれだけ歩くのはきついですね。幸い夏の大会期間中は写真のように三重交通の臨時バスが出されます。

近鉄四日市駅の「東乗り場」から出発してJR四日市駅を経由。終点「四日市ドーム」で下車します。所要時間は近鉄から約15～20分。運賃片道220円でした。30分に一本程度出されます。

ただし、あくまでも夏限定であり、春や秋の大会時には出ないということでした。

その場合は歩くかタクシー利用になるでしょう。

 

四日市ドーム。大きな体育館です。球場はここから南に徒歩2～3分。

 

霞ヶ浦球場の両翼は91．5ｍ、センター116ｍ、と今日の基準よりはかなり狭いです。

外野フェンスもわりと低め。HRが出やすそうな雰囲気でした。

グランドは内野クレー、外野天然芝ですが、芝生が結構傷んでいたのが気になりました。 

内野スタンドは全て長イス。外野は芝生席です。収容は1万人ちょっと。

スタンドが低く、メイン会場としては少々見劣りがする感じでした。

 

バックネットはご覧のように打ちっぱなしゴルフ場のようなネット。

これもどうなのでしょうか？公営の野球場でこういうバックネットを他で見た記憶はあまりありません。（とっさに思いつくのは佛教大の園部球場くらいでしょうか？しかしあそこは大学リーグ戦が行われるものの、基本は学校のグランドですからね。）

 

スコアボードは電光式。おそらくはLED方式でしょう。カウントランプはBSO。

昨年まではパネル手動式で、今年から変わったようです。

 

気の毒に思ったのは審判。名前が常時出せず、試合前にスコア部分に表示されるだけで、試合開始とともに消されてしまいます。

ところでこの日の2塁塁審はご覧のようなお名前。若い世代の方には分からないかも？

 

良かったのは売店があったことです。焼きそば・おにぎり・唐揚げ・飲み物などが販売されていました。ありがたかったのですが、これも夏だけのようです。普段は飲料の自販機のみ。

秋や春には飲食物持参が必須な様子。

 

この球場で一番度肝を抜かれたのはこれ。

レフト場外に海を挟んでコンビナートが近接しています。

 

 

 

レフトだけでなく、ライト側にも。さすがに四日市。（苦笑）

現在は排煙の基準が厳しくなっておそらくはクリーンな煙なのかもしれませんが、やはりスポーツ施設のすぐ横で煙がモクモクというのは「不健康そうだな・・・・選手や観客の身体が心配」と思ってしまいますね。

球場の設備・交通アクセス・コンビナートの存在・・・・・これらをいろいろ考慮すると「県庁がある津市営球場を大改修して整備し、メイン会場を移転させた方がいいのでは？」と思います。都市の人口などいろいろ事情があるのかもしれませんがね。

しかし子供の頃に水俣病だのイタイイタイ病だの光化学スモッグなど様々な公害・公害病を報道で見てきた者としてはコンビナートが隣接する野球場は凄い拒絶反応がありました。

山々が連なる遠望がきれいだった伊勢倉田山、公園が素敵だった松阪、街中だけど比較的静かな雰囲気だった津市営、これらと比べると「ちょっとなぁ・・・・」というのが正直な感想です。

最後におまけ。

 

最も短い駅名、「津」駅。こちらは近鉄。↑

 

こちらはJR。ひらがなで書いてあったので遠目では「？」駅に見えました。（笑）