関西六大学最終節

  • Mr.black
    2012年10月24日 12:36 visibility619

前回、阪神リーグを観戦して「今期の大学野球観戦は最後かも」と思っていましたが、関西六大学の日程が残っていることに気が付いたので急遽行ってきました。

 


場所は大阪湾岸にある舞洲スタジアムです。

スタジアムは立派なのですが、孤島状態の場所なので行くのは億劫になりがち。(苦笑)

 


この日の第一試合は「神戸学院大ー大阪商大戦」。

写真は神戸学院。先発は左腕の藤井投手でした。

神戸学院は濃紺のツートンユニ。写真では見えませんが、左胸に校章、その下に「KOBE」と入っています。

 


ちょっと画質が悪いですが、こんなユニ。

 


こちらは大阪商大先発、吉中投手。

商大のユニはアイボリーに濃紺とオレンジ基調。見えませんが、胸には二段で「SHODAI OSAKA」と入っています。


試合は両投手の投げ合いで0-0のまま進みます。

特に商大の吉中投手は速球・変化球とも制球がよく、途中まで神戸学院をノーヒットに抑えました。

 


均衡が破れたのは7回。それまでチャンスを逃していた商大がついに1点をもぎ取ります。ただ、このままであれば試合はどう転んだかわかりませんでした。

神戸学院にとって痛かったのは9回の守備。ツーアウト2塁でセカンドへゴロが転がりました。これを捕っていればこの回は0点でした。ところが何でもない正面のゴロをセカンドが痛恨の後逸。2点目が入りました。

これで緊張が切れた投手が崩れ、この回3失点。試合は決まりました。


「たられば」は禁句ですが、それでも「あれを捕球して1-0のまま9回裏に行けば・・・・」というプレーでした。

今季現時点で最下位に位置している神戸学院。やはり低迷しているチームはこういうプレーが大事な場面で出るのだな、と思いました。 



2連勝で勝ち点をゲットした大阪商大。笑顔が溢れていました。

かつての旧・関西六大学時代は関大・同志社・立命館・近大などと互角に戦っていた強豪でした。


しかし1981~82年に起こった関西の大学リーグ改編騒動。

「関関同立近」のエゴにより大阪商大と京都産大は締め出されてしまいました。(最後に分裂後の編成を掲示。)

再編後の現・関西六大学は知名度や人気面で関西学生リーグ(ビッグ6)に水をあけられました。そういうこともあったのか商大の力は徐々に下降。ここ何年も下位に沈んだままです。

そういう事情を知っている者として、「締め出された」感のある大阪商大や京都産大は他の大学よりも応援しています。


この日は最終節の最終日のはずでしたが、第二試合の展開の都合で日程は一日ズレました。なのでまだ順位は確定していませんが、うまくいけば商大は4位になるかもしれません。

関六は現在は龍谷・大阪学院・京都産大が3強を形成しています。

これら上位校にはなかなか勝てませんが、それでも4位になれば近年低迷している商大にとっては上出来だと思います。旧・関六時代のような強さがいつか復活するのかどうか?私は待っていたいです。


第二試合は次回で。


<再編後の顔ぶれ>

関西学生(ビッグ6): 関大・関西学院・同志社・立命館・近大・京大

関西六大学(新編成): 龍谷・大阪学院・京都産大・大阪商大・大阪経大・神戸学院

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