黄色のユニフォーム

  • Mr.black
    2013年07月24日 10:06 visibility7083

高校野球でカラーユニフォームというと多いのはグレー・水色・濃いめのアイボリー・クリーム色ですね。濃いめのアイボリーとクリーム色の線引きは難しいですが。

 

そんな中、珍しいのは黄色のユニフォームです。

とっさに思い出すのは都城と星稜くらいでしょうか。(作新学院はクリーム色程度?)

 

最近マイヤキューさんから「千葉英和のユニは凄い黄色」と教えてもらいましたが、それから間もないタイミングで偶然黄色ユニを生で見ることになりました。

 

 

写真がその学校。滋賀の「水口東高校」です。

ちなみに「水口」は「みなくち」と読みます。地名・校名は難しい。(汗)

写真では薄い黄色に写っていますが、実際にはかなり濃いめの黄色です。並んで比べられませんが、星稜よりも黄色が濃いように感じました。

 

 

この日の第二試合は「水口東ー草津東戦」。どちらも公立校です。

なお、水口東は中高一貫の県立校ということです。

 

学校は違いますが2011年秋、「水口高校」が近畿大会に進出しました。期待したのですが早期に敗退してセンバツはなりませんでした。

同じ地区なので「水口東はどのくらいのレベルなのだろう?」と関心がありました。

 

 

対戦相手、草津東。

こちらに関してはサッカー部が強いらしいということしか情報を持ち合わせていません。(汗)

純白のユニに濃紺基調のシンプルなデザイン。

胸には漢字縦書きで「草津東」とマークが入っています。帽子は「H」。

 

 

最初、草津東はこの姿で入って来たのでこれが正規のユニフォームかと思いました。

こちらは二段で「KUSATSU HIGASHI」と入っています。

最近は練習試合用のセカンドユニやアップ用のシャツタイプユニ(ジャージタイプユニ?)など複数使っている学校がよくありますね。昔人間なので対応出来ません。

 

 

試合は序盤乱打戦になりました。

水口東のエースが初回から草津東打線につかまり2点失います。

 

 

しかし水口東はすぐに反撃。草津東の左腕投手を打ち込み4点取って逆転。

するとまた草津東が2点取って追いつくという乱打のシーソーゲームになりました。

 

 

水口東はエースを序盤で諦め4回から継投に入りました。結果的にこれが成功。

その後は草津東の投手を打ちこんで11-4で8回コールド勝ち。

 

どちらも打線は活発でしたが投手力の差で水口東に軍配が上がりました。

敗れた草津東の主将が応援席に挨拶した後、その場に崩れ落ちて号泣している姿が印象に残りました。

主将として、そしてキャッチャーとして色々背負っていて勝負が終わった途端にこみ上げてくるものがあったのでしょう。

 

人前で男が泣くのは賛否両論あるでしょう。

涙を流さず耐えるのが良いのか?素直な感情で泣くのが良いのか?

 

でも人の生涯で大きな目標に向かって懸命に努力し、それが叶わなくて涙する、そんな経験はどのくらいの数体験出来るのでしょうか?

そう思うと涙する者に「泣くな!」とは言えません。

「泣きたかったら思いっきり泣いてもいい。それも貴重な体験だ」、と。

 

 

 

試合前の挨拶でダッシュする選手達。高校野球を見ていて一番好きなシーンがこれです。

今の自分なんてこれだけで息切れしますからね。(苦笑)

それだけ選手は走りこんでいるということです。

 

今夏の予選遠征はこれで終わりになると思います。

雨やその他で日程がずれ込めばまた状況は変わるかもしれませんが。

 

毎年のことながら名残惜しい。

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