三重レポート(3) 津球場の運営

  • Mr.black
    2010年08月17日 19:16 visibility2052

 

三重スリーアローズは県内の3球場で公式戦を行っています。
「津」、「伊勢倉田山」、「四日市霞ヶ浦」です。
しかしホームゲームの多くは「津市営球場」で行われます。


球場の最寄り駅は近鉄の「津新町駅」です。徒歩約15分。しかし私のように大阪から行くという場合は近鉄特急利用になり、必然的に特急が停車する「津駅」から三重交通バスになります。
駅の東出口からバスに乗るのですが路線が分りにくかったのが難点でした。幸いバスターミナルの横にバス会社の窓口があったのでそこで路線を尋ねて乗車しました。これが無難です。
最寄のバス停は「伊予町」停留所。ここから徒歩3分程度で球場に着きます。

津市営球場(正式名は津球場公園内野球場)はおそらく三重球団が本拠地にするということで最近改修工事が行われたのだろうと思われます。外周が古めかしかったのですが、正面の看板・スコアボード・トイレなどが綺麗でした。(スコアボードは以前は手動式だったはずですが磁気反転式になっています。)外野の芝生も手入れが行き届いていた感じです。

ここでの運営で一番良かったのは場内に露店がたくさん出されていたことです。
バックネット裏の最上段にテントの露店が数店出ていました。球団はこれらを「屋台村」と呼んでいます。この日は
ホットドッグ・飲料・生ビール・かき氷のお店、
焼き鳥のお店、
ギョーザのお店、
焼きソバのお店、
合計4店が出ていました。
多い時には6店になるそうです。(日によって若干店舗数が変わるとのこと。)

これは助かりますね。特に私のような遠方から行く人間にとっては球場での飲食物の提供の有無は重要な問題です。
また、料金はお手頃でした。
焼き鳥一本100円、生ビール350円、焼きソバ400円、かき氷250円、などです。

そして球団の運営として素晴らしいと思ったのはこれらのことがHPで紹介してあるということです。
いくら球場で用意していてもそれを告知していないと知らない人はどこかで買って持参しますからね。事実、今まで独立リーグ観戦時に事前告知が無いので飲食物を持参したら現地にいっぱいお店があったという経験があります。


逆に現地にあると思っていたらほとんどお店が無かったということもあります。球場が街中に近ければいいのですが、場合によっては山手に位置していて周囲にコンビニなどが一切無いということもあります。
こういうことは地元の人であれば知っていることであっても他所からやって来る人間には分らないですからね。なので屋台村の存在とそれを告知している球団の運営は素晴らしいです。



購入した焼き鳥と生ビール。到着するなりまず一杯。(笑)ちなみに伊勢倉田山と四日市霞ヶ浦ではアルコール販売は無いそうです。



球場外観。正面はおそらく改修されていると思います。非常に綺麗でした。
しかしこの「津球場公園内野球場」という名称は変わっていますね。「球場」という言葉がダブっていますから。

入場料はアイランドと同じく大人1,000円です。



この球場の一番の欠点はこれ。
内野外野とも全てコンクリートむき出しの階段席だけです。
長時間座っているとお尻が痛いですし、夏の炎天下ではコンクリートが焼けて暑かったです。おそらく秋の終盤には逆に冷たいと思います。
なのでここで観戦するにはクッションや断熱シートなどが必須です。願わくばせめてバックネット裏だけでも座席を長イスにして欲しいですね。これは今後の課題でしょう。
(余談ながら和歌山の紀三井寺球場も一部を除きこんな感じです。)



試合前や途中ではいろいろなイベントが行われます。
これはスポンサーの警備会社のレーシングチームを招いてのひとコマ。このレーサーがこの後、始球式を行いました。

独立リーグの中ではかなり努力している姿勢が見える三重球団。
お客さんがもうちょっと来て欲しいです。(この日は約400人。)

今回のレポートはこれにて終了です。
ご興味のある方、是非ご観戦ください。

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