全国高校軟式野球選手権

  • Mr.black
    2008年08月26日 13:36 visibility1212


昨日、兵庫県明石球場にて「第53回全国高校軟式野球選手権大会」を観戦してきました。

通称「もう一つの甲子園」とも呼ばれているこの大会。以前の日記で「扱いが小さいので応援してください」と書きつつ、実は自分も今回が初めての現地観戦でした。代表校が49校(今年は記念大会だったので55校)で、二週間も試合がある硬式野球とは異なり、代表校が16校でわずか5日間という短い期間の大会ですのでスケジュールを合わせるのが少々大変です。今回は上手く休みと合ったので行ってきました。


幸運にも初日だったので開会式も見ることができました。朝9時に開会式。その後、試合は二会場に別れて行われました。(明石と高砂。)明石での観戦結果は以下の通りです。

第一試合  ○滝川西(北海道)4−2●糸島農(福岡)
第二試合  ○河 浦(熊本) 4x−3●富山商(富山)  

第一試合は両校とも初出場同士でした。応援団は糸島農の方が圧倒的に多く、ブラスバンドまで来ていましたが、それをものともせず滝川西が3回に奪った4点を守りきって勝ちました。


第二試合は実力校同士のぶつかり合い。終盤は点の取り合いで一進一退だったのですが、9回裏河浦高校のサヨナラ勝ちでした。


試合を観ていて面白かったのは軟式野球独特の点の取り方をするんだな、ということです。どういうことかと言うと、3塁にランナーがいる時に打者がボールを叩きつけるように打ち、ワンバウンドで打球が高く上がった隙にホームインして1点を奪うという方法です。硬式野球では出来ない戦法ですね。スクイズよりも失敗のリスクが少ないです。ただ、これを上手く出来るか出来ないかが得点の差になるようです。


開会式の役員挨拶の中で「軟式野球は我が国固有の競技で、硬式よりも競技人口が多いポピュラーなスポーツです」と述べていましたが、確かに観ていて身近に感じました。また、上記のように軟式ならではのプレーが随所にありましたので草野球プレーヤーの方々には参考のためにも観戦をお勧めしたいと思いました。(関西以外の方には無理でしょうが。)


<追記>
硬式野球の大会が全国的に大きく取上げられて「これぞ青春!」という風に語られるのですが、同じ高校野球なのでこの大会ももう少しクローズアップしてあげて欲しいなとは思います。
学校関係者や家族、親戚、それ以外には限られた野球好きのまばらな観客数ですので・・・。
ちなみに入場は無料です。通りがかりに少し覗く程度でもOKですよ。硬式野球とは異なり手作り感一杯の身近な大会と感じました。


それとパンフレットが200円で販売されていたので買って読んだらこの大会、以前は藤井寺球場で開催されていたと書いてありました。これは自分自身不勉強だったので初めて知りました。昔からずっと明石で開催されていたとばかり思っていたのですが、昭和55年まで藤井寺とPL学園のグランドの二箇所で行われ、翌56年から現在のように明石と高砂になったそうです。(PL学園のグランドは下手な野球場よりもいいグランドなので納得です。)


今回はもう行けないのですが、次回には高砂球場にも行ってみたいと思いました。高砂は例の「ハンカチ王子」が兵庫の国体時にプレーしたので有名な野球場です。いずれまた・・・。

 

勢揃いした代表16校。

 

 

選手宣誓は岡山代表井原高校の中原主将。


力投する糸島農エース。
エースで一番バッターという珍しい選手。しかもキャプテンでもあります。
残念ながら敗れました。


開幕戦に勝利した北海道の滝川西高校。
硬式野球部は甲子園に出たこともあります。
遠方なので応援者は僅かでしたが健闘しました。

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