怒る必要はない

少年野球の指導をみていると、やはり選手に対して怒って指導する人が結構多い。

個人的には、こういった指導はあまり好きではないのだが、そのやり方で指導して成功している人もいるので、それを全否定するつもりはない。

怒って指導する人に言わせれば、怒らなければちゃんとやらないという考えがあるのだろう。それも一理あるのかもしれない。

しかし、自分が経験して思ったことは、怒らなくても目的意識をしっかり伝えれば、選手はちゃんとやろうとすることである。

例えば、守備練習で悪送球したとする。そこでちゃんと投げろと怒鳴る人もいるが、そんなことをしなくても、こちらがしっかりと指導すれば、選手のスローイングへの意識は変わる。

自分の場合は、全く起こることはせず、ベースの上に投げなければ、試合でアウトが取れないんだ、と伝える。それを何度も繰り返す。ただそれだけの指導である。

何故しっかり投げなければいけない理由を何度も言い続けて、言われた本人が理解すると、しっかり投げようと練習で意識しだす。

そうなると、回数を重ねていくうちに、彼らの送球の制度は、意外と良くなるものだ。

だからわざわざ怒る必要はない。
これが自分の考えである。

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