山陰放浪記〜米子の古戦場、湊山球場

今回の旅は米子で二泊しましたが、昼間は境港や倉吉まで出かけていたので米子滞在は朝夕だけになりました。

限られた時間ではありますが、倉吉から電車で米子に戻ると、駅前の市街図で見つけておいた球場に立ち寄ってみました。駅からは少し離れていますが歩けない距離ではありません。

米子城跡の隣にあるその球場の外野席は土手のようになっており、草むしていました。さらに進んでバックネット方向に回ると、鉄の扉が中途半端に開いています。誰も使っていないようなので、ここは思い切って入ってみましょう。

…。

グラウンドはそうでもないのですが、内野スタンドにもいい感じで草が生えており、「つわものどもが夢の跡」といった風情を醸しだしていました。
遠くで雷がゴロゴロと鳴り、夕立が来そうな空模様でした。

米子市営湊山球場。
ここは若き日の星野仙一が高校３年の夏に甲子園をかけて戦い（当時は鳥取のチームと東中国代表決定戦を行っていた）、そして敗れた球場だとも聞きます。

しかし米子にはこことは別の場所に市民球場ができたため、高校野球鳥取大会の舞台もそちらへ移りました（前述の通り持ち回り開催なので毎年ではありません）。
このあたりはかなり前から公園として再整備する計画が持ち上がっているそうです。果たして湊山球場の運命やいかに？