「偕星のセオリー」は?~秋季高校大会・大阪準決勝

  • 仲本
    2013年10月14日 00:02 visibility425

一週間は長いが一年は早い。というわけで秋のアマチュア野球シーズンもどんどんスケジュールが進行していて、気がつけば大学野球はほぼリーグ戦決着、高校野球もほぼ地区大会出場校が出そろってしまいました。思えば去年の今ごろは東北まで出かけていましたが今年はそんな元気もなく、とりあえずまだやっている地元・大阪の秋季高校大会に行ってきました。

来年春の選抜甲子園の重要な選考資料となる大会、まずは大阪で3位までに入らなければ近畿大会に進めません。今日は準決勝、つまり勝てば近畿大会出場が決まる大事な試合です。

準決勝の組み合わせは履正社-関大北陽、PL学園-大阪偕星学園となりました。

…、って、大阪偕星学園ってどこ?と思ったのですが、今年から「此花学院」が校名を変更したのだそうです。なんや、それやったらおっちゃんでもわかるがな。

 
























ユニフォームも今はマリーンズのように縦じまに「K」とシュッとしています。わたしは漢字で「此花」と書いてた時代しか知りませんが、イニシャルは校名変更前も変更後も同じなので、ひょっとしたらモデルチェンジは何年も前からなのかもしれませんね。しいていうなら文武の「武」担当の学校のはずなので、ベスト4に勝ち上がってきても不思議ではありません。

 

さて、試合は偕星、PLともに背番号10の投手が先発しました。1回の表PLは手堅くバントで送った走者を4番の長打で還して1点先制。対する偕星は1回、2回と二塁に走者を進めますがあと一本が出ません。

3回、PLは二者凡退の後上位打線に戻ります。ここで偕星の投手が連続四球。この日はきわどいコントロールが今一つ決まりませんでした。3番以降3連打で3点を追加。その裏偕星は先頭の9番・投手が四球を選んで出塁します。打者は1番、点差は4点。転がして走者が入れ替わってもいいからという考えもあったのでしょう。そのまま打たせますがPL守備陣がうまくさばいて5-4-3の併殺に仕留めました。

その後中盤は得点が動きませんでしたが、7回に2死からの長打でPLが1点を追加。これで偕星はやや緊張の糸が切れたのか、8回はけん制悪投やバッテリーエラーなどが絡んで一挙5点を失います。結局10-0となって8回コールドゲームとなりました。偕星も四死球を絡めて2度の満塁のチャンスを作るなど、つけ入るすきが全くないわけではなかったのですが、全体的に見ればこの日はゲームの主導権を終始PLに握られていて、「このチームはこうやって勝ってきたんだなあ」というところがあまり見えませんでした。

 

第一試合の途中から見ましたが、大阪は秋の段階で圧倒的に強い学校はなさそうです。近畿のほかの大会は見ていませんが、選抜当確とされる近畿大会ベスト4までいけるのかどうか?












(偕星先発・背番号10の光田投手。)

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