選抜ベスト4出そろう。

  • 仲本
    2009年03月31日 23:35 visibility99

いよいよ優勝が視野に入ってくるベスト4。勝ち上がった4校の印象を、
戦前の予想(大外れ)とあわせて書いてみます。

Aブロックは中京大中京と光星学院の争いかと見ていましたが、勝ち上がったのは報徳学園。高崎商との僅差の試合をものにすると、2回戦では伝統校・今治西に大勝。戦前の予想では競り合いになると思っていただけにこれは意外でした。真価を問われる準々決勝でも中京大中京を9回粘り腰で逆転。上位進出する中には「戦うごとに強くなる」と形容されるチームがありますが、今年の報徳学園はまさにそんな感じです。
Bブロックは最激戦区、中でも今村投手を擁して前評判の高かった清峰が波乱の大会のなか堂々勝ち上がってきました。初戦の日本文理を完封で退けると、福知山成美・長岡投手との投手戦も1−0で辛くもものにし、復活・箕島との対戦も打線が奮起して撃破。「優勝校キラー」として鮮烈デビューを果たした清峰、はたして春2度目の挑戦で今度こそ優勝旗に手が届くでしょうか。
Cブロックは1回戦の西条xPL学園が注目を集めましたが、逆の山から花巻東の快速左腕・菊池投手が予想をはるかに上回る投球を見せ勝ち上がりました。強力打線と目された鵡川を沈黙させ、実力校・明豊にも先制し主導権を握るとそのまま勝ち切り、準々決勝では終盤までリードを許す展開も4番の一振りで同点、菊池自ら逆転打と攻撃にも勢いが出てきました。
Dブロックは天理x早実の勝者に関東準Vの習志野が絡む展開と思われましたが、21世紀枠で唯一勝利を挙げた利府が、習志野・早実といった名門校を相手にしぶとくチャンスを生かして勝ち残りました。同じ東北勢の菊池投手が速球派ならこちらの主戦・塚本投手は「柔」の左腕投手。いずれも東北ベスト4、東北の選出枠は2つ。いつもの選考であれば補欠校どまりだったかもしれない2校が甲子園で決勝進出を争うことになるとは思いもよりませんでした。

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