スコアは語りかける〜枝幸高校・その後

  • 仲本
    2009年06月29日 22:52 visibility242

▽名寄地区A・代表決定戦
枝幸 0−17 名寄(5回コールド)

ああ、さすがにだめだったか…。
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1回戦の戦いぶりが気になって、地方版の新聞記事(電子版)をあたってみた。試合経過は以下のとおり。

3−3で迎えた延長11回の表。攻める利尻高校は無死満塁のチャンスをつかんだ。1点は覚悟の場面だが、裏の攻撃があるとはいえ、なんといっても延長戦。失点はできるだけ抑えたいところだ。しかしあろうことか、次の打者の初球、右中間に走者一掃の三塁打を浴びてしまう。これだけでも痛い失点だが、利尻はすかさずスクイズでもう1点追加。7−3となった。
11回の裏、枝幸高校は二者凡退であとがなくなった。

しかしここから、ゲームは動き出す。3人目の打者がライト前ヒットでつなぐと、続く打者にはデッドボールを与えてしまう。ここで枝幸はこの日すでに二塁打を1本打っている打者に回ってきた。追撃の打球はレフト頭上を襲った。チームとしても2本目の二塁打で二人の走者が還って5−7。さらに、続く2人の打者が連打。失策もからんでこの回都合4点。

7−7、振り出しに戻る。

枝幸は12回の表をゼロで抑えると、その裏はヒットと四球で無死1・2塁。次の打者のバントは投手前に転がったが、三塁封殺を狙った送球がそれ、あっけなく決勝点が入った。

利尻高校は離島の学校、練習試合もおいそれとは組めなさそうだ。ハンディといえばそのとおりだが、それを言うなら勝った枝幸高校、部員はきっかり9人だけだった。組み合わせの妙が均衡したゲームを生んだ。彼らにとっても、一生に一度のドキドキの逆転劇であっただろう。

ちなみに2回戦、枝幸高校は生徒減で統合が予定されている学校にコールドで勝っている。
北北海道の学校はどこもきびしいなあ。。。

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