ぶらり社会人野球~セーフティリードは何点?

  • 仲本
    2013年11月04日 22:21 visibility516
















































(富士重工、同点スクイズ的な画像。手ブレのせいで絵のような味わいが素敵?)

11月3日の社会人野球観戦日記の続きです。

第三試合は日本通運-富士重工業の試合。こちらも関東勢同士の対戦でした。日本シリーズ第7戦の時間帯にあえてこっちを見るとは…、

 

試合序盤、3回までに日通はソロホームランと連続二塁打、それに失策も絡んで3点のリードを奪います。対する富士重は4回、四球と二塁打で無死2,3塁と絶好の反撃機を迎えます。しかし続く5番は投ゴロでランナー動けず。6番も三ゴロ、今度はホームへスタートを切った三塁走者を冷静に刺し、二死までこぎつけました。ここを無得点で乗り切れば日通はずいぶん楽に試合を進められたでしょうが、7番冨村が左中間をライナーで抜く三塁打を放ち、二者を迎え入れます。これで3-2。

 

日通は中盤4,5,6回に毎回2塁まで走者を送りますがあと1本が出ません。特に6回、ヒット・送りバント・ヒットで一死1,3塁の場面。ここでライトへの飛球、三塁走者はタッチアップでホームを狙いますが、好返球にあいタッチアウト。










































(本塁クロスプレー直前。手ブレ(以下略

 

こうなると流れが富士重に傾いてきます。6回裏、先頭打者が二塁打で出るとバントで送って一死3塁。ここでスクイズを敢行、一塁線に決まって3-3の同点に追いつきます。両チームとも先発はマウンドを降り、継投に入っていました。見たところ富士重の継投のほうがうまくはまっているように思えました。

 

同点のまま迎えた9回、ともに1番からの好打順でした。先攻の日通は先頭打者がヒットで出塁し、一死2塁。クリーンアップの一打にかけますが…、

 










































ドラフト指名選手きたでえーーーー!

1回戦で2安打完封勝利の東明投手が中3日ながらここで登場。後続を切ってとり、あとは自軍のサヨナラ勝ちを待つばかりとなりました。9回裏、富士重も先頭打者を出しますが後続を断たれ無得点。延長戦に入ります。

 










































(たたずむ日通チアさん。延長戦に入ったグラウンドに祈りは通じるか?)

タイブレークに入る前の最後の攻撃となる11回。先攻・日通はこの回も2本のヒットで一死1,3塁と迫りますがここもあと1本が出ません。後攻・富士重の攻撃は先頭打者がヒットをを放ち、サヨナラの走者を送り込みます。その後二死1,2塁と局面が進み、最後は5番・田辺が放った打球がレフト線いっぱいのところに落ちてゲームセットとなりました。

 

社会人野球ではチャンスは一試合のうちにそうそうこないので「3点リードがあったら勝てる」という試合も結構あるように思います。現に第二試合はそんな感じでした。日通も全国大会の常連ですが、この日はもうひと押しができずに逆転を許しました。その反面、上位進出を狙うなら、相手がどこであれ、もらった序盤の3点リードで勝ちきることができないと難しいのかなあと思わないでもありません。

 

ちなみに、日本シリーズ第7戦はこの試合が終わってからでも終盤は見られるだろうと踏んでいましたが、こっちが延長までもつれ込んだために帰ってみるとちょうど胴上げが始まっていました(泣)。

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