兄弟校対決

  • 仲本
    2019年10月26日 23:17 visibility795

秋口から土曜日はいろいろ医者通いが続いていて、丸一日どこかへ出かけるということができなくなった。

 

今日も午前中医者に行って、そのまま家に帰らずに奈良県・橿原公苑球場(佐藤薬品スタジアム)に行ってみた。秋の高校野球近畿大会が行われている。球場に着くと第二試合の途中だった。大阪2位の履正社と滋賀3位の綾羽の一回戦。700円で入場券を買って(滋賀より200円安い)、スタンドに入ってみるとほぼ満席で階段にも人が座っているという混雑ぶり。まあ代替わりしたとはいえ夏の優勝校が登場するとなれば仕方がないか。外野芝生席が開放されていたのでそちらに向かう。

 

綾羽はワンチャンスをうまく生かして一度は逆転に成功したが、履正社は満塁ホームランで派手に勝ち越すとその後も得点を重ね、7回コールド勝ちとした。

 

(試合前の様子。手前が智弁学園、奥が智弁和歌山…、ってどこまでが手前なんだか)

 

第三試合はこの日の注目カード、智弁和歌山と智弁学園の兄弟校対決だ。この試合から準々決勝に入る。勝ってベスト4に残れば、来年春の選抜に近畿代表として選出される可能性がかなり高くなるだろう。実は両チームは今年の春の近畿大会でも対戦しているが、春とは重要度がまるで違う。こういう試合をちゃんと観戦しているかどうかが、あとあとのマニア人生にも大いに関わってくる(苦笑)。試合開始は14時半の予定が15時にずれ込んだ。

 

前の試合が終わったからといって人が入れ替わった気配もなく、ネット裏は相変わらず満員だ。こちらは外野芝生席なのでスコアメモも取らずにのんびり観戦することにした。先攻は智弁和歌山、後攻が智弁学園。スコアボードはそれぞれ「和智辯」「智辯」と表示されている。智弁学園の先発は背番号1、智弁和歌山の先発は背番号11。どちらも左腕投手だ。

 

試合は1回の裏、智弁学園が二死走者なしから三連打でまず1点。続く6番打者がレフト芝生席へ3ランを打ち込んだ。智弁学園はこの回打者11人を送り込み7安打6得点と攻め立てた。

 

そもそもこのカードで「少ないチャンスをものにする。ミスをしたほうが負け」などという展開を期待するほうがおかしい。乱戦ならば智弁和歌山も得意だろう。反撃開始は3回、初ヒットの走者を二塁打で還すなどして3点を返す。その後両チーム点を取り合い、6回表に智弁和歌山が4番の3ランで9-8と差を詰めてきた。

 

智弁学園の応援スタンドは男子リーダーをタテ2列に配置。チアリーダーはスタンド後方に控えている。ポンポンは小さめ。奈良で試合が行われるとあって、芝生席に座っている人もどちらかといえば「奈良寄り」の人が多いようだ。

 

敵地に乗り込む格好になる智弁和歌山は、ブラスバンドとチアリーダーで迫力を出す。ポンポンはどこの学校と比べてもかなり大きいのが特徴。応援スタイルもまったくかぶってしまうのでは、と思っていたが、有名どころの2,3曲を除けばお互い違う曲をやっている。和歌山の応援を真正面に受けるところに座っていたこともあるが、いかに和歌山の曲の印象が強いかというのが奈良と比べるとよくわかる。

 

10月も下旬となれば日が落ちるのが早くなる。7回から点灯試合となった。智弁学園は智弁和歌山の4投手をよく打って19安打(1本塁打)17得点。最後まで智弁和歌山に逆転を許さなかった。智弁和歌山は11安打(2本塁打)で13得点。智弁学園にしてみれば、むしろ初回の6点リードがあったのだから、コールドゲームで押し切れなかったのが反省点といえるかもしれない。四死球やバッテリーエラーなどで余計な点をやってしまった感がある。

 

和智弁 003 014 302/13

智_弁 600 305 03x/17

 

(最終回。1トライ1ゴールで逆転可能(錯誤))

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