東洋大、大学野球日本一 東海大決勝で散る

 


応援していた私にとってはまさに悪夢だった。


 


東海大学が東洋大学に敗れ、優勝を逃した。


 


もう日曜日のことになるが、大学野球の全国大会の決勝戦でのことだ。


 


どう考えても、東海大の方が有利なはずだった。


 


データの上では。


 


準決勝までで、チーム防御率0.00。


 


1試合平均で8点くらい取っていた。


 


だが試合をやってみると、東洋大が完封で勝った。


 


データ上は、一方がどう考えても有利であっても、もう一方が勝つことがある。


 


 


 


現ソフトバンクの近田玲王が報徳学園の2年生エースとして、秋の神宮大会で準優勝した頃のことだ。


 


次の年、センバツに出場。


 


初戦の相手は高知の室戸高校。


 


各打者の打率は報徳学園が圧倒的に上回っていた。


 


どう考えても、報徳学園が勝つはずだった。


 


でも勝ったのは室戸高校だった。


 


 


 


今年のセンバツでも、大番狂わせは起こった。


 


東海大相模は大会No.1ピッチャーと言われる一二三を擁して、秋の神宮大会準優勝。


 


優勝候補として乗り込んだ。


 


やってみると初戦で、福岡の自由ヶ丘高校に敗れた。


 


 


 


2008年には私の地元で奇跡を起こしたチームがある。


 


その年東洋大姫路は、センバツでベスト4入り。


 


試合内容からして、準優勝にも匹敵すると言われた。


 


夏の県大会の初戦、その東洋大姫路を地元では進学校として知られる北条高校が破った。


 


 


 


似たようなことが私自身に起こったことがある。


 


大学入試の時のことだ。


 


直前の模試で東海大学はE判定。


 


それまでよりさらに悪くなった。


 


私は焦り、苛立った。


 


滑り止めにしていた大学には絶対に入りたくないと思った。


 


結果的には合格することが出来た。


 


このままでは落ちると思っていたから、入試に出かける直前まで勉強し続けた。


 


それが功を奏したのではないだろうか。


 


 


 


勝負事において、データ上有利な方が勝つとは限らない。


 


今回、東海大が敗れた理由はエース菅野が連投による疲れから、調子が悪かったことなどが挙げられるであろう。


 


とは言っても、不利と思われる場合、それをひっくり返すのは結局気持ちしかないのではないか。


 


それを今回、東洋大・東海大両チームが改めて教えてくれたような気がする。


 

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