平成27年11月13日(金) 明治神宮大会 立命館大対東北福祉大(神宮球場) 巨人ドラフト1位指名桜井俊貴の奪三振ショー!
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舎人
2015年11月14日 01:47 visibility991
今日は早めに仕事を切り上げて4時から始まる立命館大の試合を見ようと思っていたのですが、運悪く時間が押してしまい自由になったのは5時少し前でした。しかし、なんと前の試合の上武大と九国大戦が長引き、試合開始は5時からとのこと。おかげで車中のタブレットながらリアルタイムで桜井の投球を見る事が出来たのでした。
春の大会も立命館大は出場しているのですが、まさかの一回戦敗退。その時桜井は登板しなかったのだそうです。したがって、きょうの登板が桜井にとって神宮初登板ということでした。巨人からドラフト1位指名を受けた投手です。慣れない球場とは言え、良い部分が数多く発見できたらいいなと思いながら試合開始を待ったのでした。
ASAHIライブ中継視聴
東北福祉大
(7)鈴木(4)泉(6)楠本(8)井澤(9)浅沼(3)岸本(2)長坂(5)夷塚(1)波多野
立命館大
(6)山足(2)小林(3)横川(7)古川(9)辰巳(3)脇屋(4)槇田(1)桜井(8)尾松
一回表、投手桜井
鈴木:カウント2-1から右肩に死球(116キロB、99キロS、142キロF、122キロF、103キロ)
泉の2球目に鈴木が二盗死
泉:カウント1-2から空振り三振(133キロS、136キロB、122キロS、144キロB、低め115キロ)
楠本:カウント2-2から空振り三振(122キロS、124キロB、141キロB、137キロSw、低め122キロ)
一回表終了
一回裏、投手波多野
山足:初球ショートゴロ(外角137キロ)
小林:カウント0-1からセカンドゴロ(141キロS、外角131キロ)
横川:フルカウントからファーストエラー出塁(112キロB、144キロB、141キロB、143キロS、135キロS、外角140キロ)
古川:カウント3-1からライト前ヒット(139キロB、121キロB、139キロF、95キロB、真ん中外より140キロ)
二死一三塁
辰巳:フルカウントからセカンドゴロ(141キロS、98キロB、121キロB、134キロB、141キロF、外角112キロ、泉の脅威の守備範囲の広さ!)
二者残塁、一回終了
二回表
井澤:空振り三球三振(120キロS、136キロF、低め131キロ)
浅沼:カウント1-2から空振り三振(142キロS、124キロB、137キロSw、137キロF、低め131キロ)
岸本:空振り三球三振(106キロS、143キロS、高め141キロ釣り球)
三者連続三振で三者凡退、二回表終了
二回裏
脇屋:カウント1-2から空振り三振(139キロS、143キロF、137キロB、低め122キロ)
槇田:カウント1-2からセンターフライ(137キロF、96キロB、120キロSw、127キロB、低め138キロ)
桜井:カウント2-2からサードゴロ(B、106キロF、142キロB、144キロF、真ん中内より143キロ)
三者凡退、二回終了
三回表
長坂:フルカウントからライト線二塁打(139キロSw、141キロB、117キロSw、112キロB、120キロB、外角140キロ)
夷塚:カウント0-2からショートゴロ進塁打(135キロF、123キロS、135キロF、127キロF、外角136キロ)
波多野:カウント1-2から空振り三振(109キロS、132キロB、105キロSw、外角高め131キロ)
鈴木:初球グリップエンドに当たる投ゴロ(135キロ)
サードランナー残塁、三回表終了
三回裏
尾松:初球セーフティバント成功のサード内野安打(真ん中内より135キロ)
山足:初球犠打失敗の捕邪飛
小林の3球目山足が二盗死
小林:カウント1-2からサードエラー出塁(136キロS、132キロB、137キロSw、低め132キロ)
横川:フルカウントから空振り三振(134キロB、96キロB、124キロS、121キロB、98キロF、外角126キロ)
小林残塁、三回終了
四回表
泉:空振り三球三振(140キロF、140キロS、アウトロー126キロ)
楠本:空振り三球三振(137キロF、124キロSw、外角139キロ)
井澤:カウント0-2からショートゴロ(121キロSw、117キロS、外角106キロ)
三者凡退、四回表終了
四回裏
古川:カウント1-1からファーストライナー(109キロS、120キロB、高め142キロ)
辰巳:カウント2-1からセンターフライ(144キロB、F、128キロB、外角139キロ)
脇屋:カウント3-1から四球(123キロB、109キロSw、136キロB、133キロB、内角133キロ)
槇田:カウント2-1からセンター前ヒット(118キロB、130キロF、141キロB、外角120キロ)
二死一二塁
桜井:カウント1-2からサードゴロ(132キロF、142キロSw、143キロB、外角124キロ)
二者残塁、四回終了
五回表
浅沼:初球ライトオーバー二塁打(真ん中外より122キロ)
岸本:カウント1-0から犠打によるサード内野安打(140キロB、外角140キロ)
無死一三塁
長坂:カウント2-2から空振り三振(139キロB、123キロSw、141キロB、143キロF、122キロF、外角135キロ)
夷塚:空振り三球三振(133キロS、137キロF、低め122キロ)
森本の初球岸本が二盗
二死二三塁
代打森本:カウント2-2から空振り三振(121キロSw、131キロB、122キロB、143キロSw、外角120キロ)
二者残塁、五回表終了
五回裏、投手城間
尾松:カウント2-2からファーストゴロ(136キロB、138キロB、133キロS、120キロSw、131キロF、内角137キロ)
山足:カウント0-1からサードゴロ(129キロSw、外角131キロ)
小林:カウント2-0からショートゴロ(139キロB、127キロB、外角141キロ)
三者凡退、五回終了
六回表
鈴木:初球センターフライ(外角134キロ)
泉:カウント0-1からセンターフライ(100キロS、低め121キロ)
楠本:カウント1-2から空振り三振(122キロSw、140キロF、132キロB、アウトロー124キロボール球)
三者凡退、六回表終了
六回裏
横川:フルカウントからレフト前ヒット(107キロB、139キロS、123キロB、136キロB、134キロS、インハイ130キロ)
古川:カウント1-1からライト線先制タイムリー三塁打(140キロS、123キロB、インロー127キロ)、1対0、立命館大先制
辰巳:初球ファーストゴロ(内角131キロ)
脇屋:カウント2-2から空振り三振(134キロB、126キロB、134キロS、109キロF、低め127キロ)
槇田:敬遠気味のストレートの四球(132キロB、91キロB、125キロB、119キロ)→代走大谷
二死一三塁
桜井の2球目大谷が二盗
二死二三塁
桜井:カウント1-2から投ゴロ(137キロSw、125キロB、136キロF、131キロF、内角140キロ)
二者残塁、六回終了
七回表、大谷→セカンド有友
井澤:カウント1-2から空振り三振(100キロB、110キロF、117キロSw、127キロF、低め120キロ)
浅沼:カウント1-1からライトフライ(142キロB、136キロS、外角122キロ)
岸本:フルカウントから空振り三振(105キロB、125キロB、136キロS、143キロS、124キロB、内角144キロ)
三者凡退、七回表終了
七回裏
尾松:カウント2-0からファーストゴロ(132キロB、121キロB、内角134キロ)
山足:カウント0-2からセンター前ヒット(S、138キロS、140キロF、低め128キロ)
小林:初球投犠打(真ん中135キロ)
二死二塁
横川:カウント1-2から見逃し三振(126キロS、127キロB、137キロF、内角133キロ)
山足残塁、七回終了
八回表
長坂:カウント1-2から空振り三振(95キロF、139キロS、115キロB、低め128キロ)
夷塚:カウント2-2から空振り三振(143キロSw、116キロB、138キロF、112キロB、真ん中124キロ)
代打中野:カウント2-2から空振り三振(119キロB、134キロS、115キロB、99キロS、高め134キロ)
三者連続三振で三者凡退、八回表終了
八回裏、投手佐藤優
古川:カウント2-2からサードファールフライ(138キロB、136キロB、137キロSw、137キロSw、134キロF、アウトロー137キロ)
辰巳:カウント2-2から見逃し三振(139キロB、137キロSw、138キロB、137キロSw、外角139キロ)
高島:カウント1-2から空振り三振(118キロB、118キロSw、127キロSw、内角120キロ)
三者凡退、八回終了
九回表
鈴木:カウント0-1からレフトフライ(134キロS、外角133キロ)
泉:見逃し三球三振(115キロS、136キロF、真ん中内より100キロ)
楠本:初球セカンドゴロ(外角126キロ)
三者凡退、試合終了、1対0で立命館大の勝利
勝ち投手桜井、負け投手城間
桜井登板結果 勝ち投手(九回完封)
球数109球 打者30人 被安打3 奪三振18(大会タイ) 与四球0 与死球1 MAX144キロ(2度)
正に奪三振ショー!圧巻の投球でした。 良い部分が見つかればいいどころか、あまりに良い部分が多過ぎて却って心配な気がするくらいです。重信のレポの時にも話しましたが、巨人の指名した選手というのは直近で力を伸ばした選手ということで、野球太郎や日刊アマ野球などのドラフト誌の評価は春先のままだったりで低いのです。そのために桜井のことも「2位相当を繰り上げで1位にしたのではないか」などと囁かれたりしていました。しかし、今日の投球は堂々と1位指名に相応しい投手だということをアピールしたのだと思います。巨人は賭博事件以前から今年のドラフト1位は即戦力投手が有力だということは聞いていましたし、その方針には今でも面白くない思いはあります。しかし、巨人スカウトの選手、こと投手の資質を見抜く眼力は確かなものなのでしょう。ドラフトの前の週までの指名候補の筆頭はおそらく仙台大の熊原だったのだと思う。それが東北福祉大に打ち込まれたことで、急遽、筆頭候補を桜井に切り替えた。その桜井がそれまでの筆頭候補だった熊原を打ち込んだ東北福祉大を見事に封じ込めたのですから、スカウト諸氏も鼻高々のことでしょう。なんでも、指名の決め手となった10月17日の関西大戦とは桜井曰く「生涯最高」の投球が出来た試合だったようです。今日の東北福祉大戦はその次だったとか。試合後のインタビューでそんなことを話していました。
桜井の球速はMAX151キロとか言われていましたが、今日の登板では144キロ止まりです。ただ、キレが半端なく140キロ前後でもビシビシ空振りが奪える。気になる点として中継のカメラの位置のせいもあるのでしょうが、ややストレートに関してはシュート回転している気がします。変化球に関しては文句の付けようがありません。チェンジアップのキレと変化量、カーブのキレと精度が、現時点で巨人の全投手中で上位ではないかと思います。スライダーもやや曲がりが早い感がありますが恐るべき変化量でした。コントロールに関しては本人も自信があると話していた通り標準以上だと思いました。スタミナも問題無さそうです。そういった良い部分の中で私が一番素晴らしいと思ったのはテンポの良さです。このテンポの良さは上原以来ではないかと思います。江川さんもそうでしたが、良い投手はテンポがいいのです。
初見での私の桜井評は◎、類型で言えば「強化型久保裕也」といったところです。次にどんな投球をするのか早くも気になるところですが、プロ入り前にあまり酷使して欲しくないし、見たいような見たくないような・・ともあれジャイアンツファンとして少し元気が出てきました。
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