世界のスピード・キング 西岡利晃
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spa
2012年10月15日 11:11 visibility548
14日、カリフォルニアで行われた世界スーパーバンタム級王座統一戦の結果は
〇ノニト・ドネア(9R TKO)西岡利晃●
という結果に終わりました(涙)
ボクシングの本場アメリカのリングに日本人チャンピオンが立つ…
しかも世界王座統一戦で相手が超一流の世界チャンピオン
このことだけでも充分すぎるほどの偉業だが
「自分の勝利を確信している」と口癖のように語る西岡に
もしかしたらドネアにも…
と期待をしていた自分がいたことを認めます
試合は序盤からドネアがペースを握り、西岡もドネアの圧力を受けながらも懸命に活路を見出だそうと仕掛けてましたが…
この試合を見て凄いと思ったのは、ドネアのディフェンス力の高さです。
圧力の掛け方に加え、フェイントが上手くて西岡にパンチらしいパンチを打たせなかった…
ポイントで劣勢なのを承知した西岡が多少強引に攻めに行った隙を逃さず、右ストレートで試合を決めてしまいました(涙)
西岡ほどの選手がここまでの完敗を喫するのだから、ドネアの強さを認めるしかありません。
しかし敗れても西岡が世界の「NISHIOKA」になったことは事実です
日本のボクシングファンに大きな夢を見せてくれた西岡利晃には「感謝」の一言しかありません!
プロデビューから18年
正直、キャリア初期の西岡は嫌いでした(笑)
知り合いが西岡と戦ってKOされたんですが、その時の西岡の態度がふてぶてしくて、この野郎、と思った記憶がありますね(苦笑)
しかし、天才といわれた西岡が世界挑戦に失敗し続け、いつしか忘れられた存在になりながらも必死にひたむきにボクシングにしがみつきチャンスを待ち続ける姿を見るうちに、僕も西岡に心打たれるようになってきました。
23歳で世界タイトルに初挑戦してから苦節9年
五度目の挑戦でようやく世界タイトルを手に入れたのは32歳…
そこからの活躍は、もはやボクシングファンには説明する必要はないほどでした。
おそらくこの試合を最後に引退するのでしょうが、西岡利晃の残した足跡は野茂のように、本当の意味でこれから世界へと旅立つボクサーへの道しるべとなることでしょう!
スピードキング
西岡利晃
お疲れさまでした
spa
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