キコ・マルティネスvs長谷川穂積

  • spa
    2014年04月23日 08:59 visibility474


今夜、2つの世界タイトルマッチが行われるます。


WBC世界バンタム級タイトルマッチ
山中慎介 - シュテファ-ヌ・ジャモネ


IBF世界ス-パ-バンタム級タイトルマッチ
キコ・マルチネス - 長谷川穂積


いずれも注目のカードですが、山中に関しては問題なく勝つと思います。


浪速の逃犬・亀田興毅との統一戦を逃げられた鬱憤を、ここで豪快に晴らして貰いたいと思います。


僕が注目するのは、実に3年ぶりに世界のリングに上がる長谷川穂積です。


ちょっとコアに書くので、興味ない人はスルーで(笑)


長谷川はこの試合を「集大成」と発言し、負けたら勿論、勝ってもそのまま引退するんじゃないかと噂されています。


マルティネス
30勝(22KO)4敗

長谷川
33勝(15KO)4敗


同じような戦績ですが、現在の実力も拮抗しているように思います。


長谷川が数々の芸術的なKOを演出してきたカウンターを打てるかどうか?


33歳を迎えた長谷川が、感覚的、肉体的に衰えがあるとすれば、今が盛りのマルティネスとの対決は苦しいものとなるでしょう。


ただマルティネスも決して不倒のタフネスの持ち主ではなく、仮に長谷川のカウンターを食らったら、きっとマットに沈むと思う。


しかしながらマルティネスも、世界のボクシングファンに名前を知られている長谷川との対戦は、逆に自分の名前を売る、またとないチャンス。


「長谷川に勝てばさらにビッグマッチへ繋げられるので、絶対に勝つ」


との発言は、マルティネスの、この試合に賭けるモチベーションの強さを感じます。


対する長谷川は、「相手」より「自分」への挑戦というスタンスを崩さない。


長谷川のいう「集大成」とは、やはり自分のボクシング人生への落とし前をつけたいということなんだろうと思う。


記録でいえば、長谷川が勝てば、バンタム級、フェザー級に続いて三階級制覇達成となり、これは亀田興毅に次いで日本人2人目の記録になる。
*もちろん亀田のインチキ三階級制覇とは違って、本物の記録です。


ですが、長谷川は記録への拘りを口にしたことはなく、あくまでもこの試合は、記録より自分への挑戦という位置づけなのでしょう。


さて、試合ですが…


長谷川がかつてのようにフットワークを使いながら、様々な角度から多彩なパンチが打てるのか?


ここ数年、長谷川は足を止めて正面から打ち合う「根性ボクシング」が目立ちます。


気概としては買いでも、ボクシングとしては、もう少し足を使って幅を広げないと厳しいと思う。


マルティネスはどんどん前に出てくるタイプなので、長谷川としては打ち合おうと思えば、いつでも打ち合えるはず。


なので、序盤は長谷川にはきちんと「ボクシング」をして貰いたい。


フェイントを交えて、マルティネスに餌を撒いておいて、呼び込んでカウンター!


スピードは長谷川の方があるし、マルティネスが長谷川にカウンターを合わせるのは難しいはず。


カウンターを打てる距離、タイミングを早い段階に長谷川が掴めれば、ぐっと勝利に近づけると思います。


逆に乱戦に巻き込まれたら、若さ、勢いに勝るマルティネスにペースを持っていかれてしまう。


Vロードを邁進してた頃の長谷川ならマルティネスにも勝てたと思うが、今の長谷川がどれだけの力を残しているのか…


予想としては五分五分か、もしくはやや分が悪いかも知れないが、長谷川とて簡単には負けないと思う。


長谷川穂積の集大成…


悔いなく全てを出し切って貰いたいですね。
















spa



























































































































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