湯場忠志という男を知ってくれ!

一人のボクサ-を紹介させて下さい。

湯場忠志(都城レオスポ-ツ所属)
元・日本ライト級、ス-パ-ライト級、ウェルタ-級チャンピオン
現在は日本ス-パ-ウエルタ-級2位。
戦績 44戦37勝(28KO)5敗2分


次戦は日本ボクシング史上初の国内4階級制覇を賭けて、日本ス-パ-ウエルタ-級タイトルに挑むボクサ-です。

サウスポ-スタンス、183cmの長身から繰り出す一撃必倒の左ストレ-トを武器にここまで国内3階級制覇を果たしています。

ボクシング界でこの辺りの階級ですと、日本でどんなに実績を残しても世界戦に挑むのは困難です。
現在行なわれている、サッカ-W杯などを見てもそうですが、やはり南米人と東洋人では生まれ持った資質の違いは如何とも仕難いのと同じで、日本では重量級といわれる湯場選手の階級も世界的に見れば米国・中南米・欧米の選手層が一番厚い中量級なので、そこに一対一で戦うボクシングで東洋人が割って入るのは困難です。

加えて湯場選手は宮崎の地方ジム所属なので、世界戦の交渉が出来るような環境にはいません。

本人もそこは重々承知のようで目標を世界ではなく、
今まで誰も成し得ていない国内4階級制覇に切り替えて、頑張っています。

自費で東京にトレ-ニングに来て、試合も東京で行なう事が多く、強打者でイケメンという要素もあり、宮崎の選手ながら東京のボクシングファンにも人気がありますね。

ボクサ-なら誰もが世界を夢見る訳ですが、世界を狙うだけがボクシングではないという事を皆さんにも知って貰いたい。

亀田大毅の世界タイトルと湯場選手の日本3階級制覇、どちらの価値が高いのか、ボクシングファンは分かっています。

世界は獲れなくても、湯場忠志は日本ボクシング界で語り継がれる名選手です。

ボクシングという小さな枠だけでなく、もっと広い層に湯場という存在を知って貰いたいですね。

ボクサ-人生もいよいよ佳境に入ってきてますが、ぜひ悲願を達成して欲しいと心から願っています。



以上です