天国からのラブレター

  • spa
    2010年05月09日 21:04 visibility248


99年4月に山口県光市で起きた母子殺害事件を題材にした映画です。

昨日、家でこの映画のDVDを見ました。

この事件で愛する妻と子供を失った本村洋さんの発表した著書を元に作成された作品です。

非常にシンプルな作品に出来上がっており、それがかえって物悲しい雰囲気を醸し出しています。

この作品を、面白い・よく出来ている・つまらない等々、そんな言葉では片付けられません。

だって事実なんですから・・・

TVや雑誌などの報道では事件後の洋さんの行動や主張、
また犯人である青年や犯人に付いている弁護士の言動なども注目され、事件そのものもさることながら別の意味でも高い関心を持たれていますね。

映画では犯人は一切出てきませんし、犯行後の経緯なども描かれておりません。事件が起きてしまうまでを実名のまま、俳優が演じています。

刑については賛否両論、みなさん色々な意見があるのでしょうが、極刑を高らかに望む洋さんの気持ちは愛する妻子を理不尽に失ってしまった者として当然だと個人的には思います。

私も小さい子供がいますが、もし同じような事が自分の身に起きたらと考えると胸が張り裂ける思いに駆られます。

お薦め・・・ というような気軽な作品ではありませんが、ぜひ機会があったら一度見てもらいたい映画です。

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