第45回社会人野球日本選手権大会(日本製鉄鹿島)
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篠山鳳明
2019年10月27日 08:36 visibility546
おはようございます。
ここ常陸の国水府地区も週末の豪雨で那珂川が氾濫寸前でした。
千葉県、福島県では甚大な被害が発生し、災害に遭われた方は大変だと思います。
心からお見舞い申し上げます。
社会人野球に興味を持つようになったのはいつの頃からでしょうか?
前にも書いた記憶がありますが、第45回(1974年)の大会で大昭和製紙北海道(白老町)が決勝戦で八幡製鉄所を破り初優勝した年からではないだろうか?
今から45年前の話である。丁度私が中学3年の頃だと思う。
当時を振り返ると、慶応義塾大でエースで大活躍した左腕荻野がいる八幡製鉄所が圧倒的に優位。
かたや、大昭和北海道白老町は当時大昭和製紙(静岡県富士市)から異動してきた選手で実力の差は歴然としていた。そんな大昭和製紙北海道白老町が優勝したのである。そして初めて黒獅子旗は津軽海峡を渡ってしまった。後でわかった話であるが今の沖縄興南高校の我喜屋監督もその優勝メンバーの一人であった。
家族4人で、八幡平へバーベキューへ行った帰り道、少し小腹がすいたので、途中の支那そば屋へ立ち寄った。
そのとき店のテレビで都市対抗の中継をやっていたのである。
おやじが「えらいことだ!これは黒獅子旗が北海道へ来るかもしれない!」
俺
「黒獅子旗って何だろう?」
それからまもなく、家族4人で支那そばをすすっているとテレビから
「おめでとう!大昭和製紙北海道初優勝!」というアナウンサーの音声。
おやじが
「都市対抗で勝ってしまった。北海道に黒獅子旗が来る?」
俺
「都市対抗って何だ?」
こんな感じでした。
そんな中、月日が流れ、社会人野球、都市対抗等はわかってきたが、実際のところ高校野球とか六大学しか興味がなかった若い頃である。
社会人になり、20年目位で何の因果がわからないが静岡県浜松支店へ転勤。そこでヤマハを担当させて頂きそこから社会人野球という素晴らしい野球の世界へ引き込まれていったのだ。
10年近く浜松へいたが都市対抗の予選には毎日車で岡崎市民球場まで通い、都市対抗へ出場すれば東京ドームへ行き、歴代のヤマハの監督さんとも交流が持てて社会人野球の奥深さを面白さを教えていただいた。
社会人野球は何が面白いのか?とよく聞かれることがある。
私はまず真っ先に以下の事を言う。
①ノンプロと言われるくらいの社会人野球その卓越した野球の技術はプロとほぼ匹敵する位である。
そんな野球を@500~@1,000という低価格で丸一日3試合も見れるなんて野球通から言えば最高である。
②都市対抗、日本選手権、JABAの決勝トーナメントなどは負ければ終わりの一発勝負。特に都市対抗は会社の
名誉、都市の威信をかけて戦う真剣勝負。明日があるプロ野球とは気持の入りからが違う真剣勝負。
この2つを真っ先に話をするのである。
まあとにかく社会人野球は面白いだからJABAの会員にもなっているのでる。
そんな社会人野球も現在大阪京セラドームで第45回社会人野球日本選手権が行われている。
都市対抗とは違い補強選手なしの単独チームでダイヤモンド旗を争う、東京スポニチ杯(大日輪旗)、都市対抗(黒獅子旗)とともに社会人野球の三大大会の一つである。
私は都市対抗はもちろん、スポニチ杯も観戦経験はあるが、社会人日本選手権のみ観戦経験がない。
それはやはり地理的に開催地が大阪だからということだけなのだが、いつかは観てみたいと思っている。
そんな第45回社会人日本選手権大会に我が茨城県から日本製鉄鹿島が出場して昨日対JFE西日本との1回戦があった。
茨城県へ来てからなぜか日本製鉄鹿島のファンになってしまい、住金鹿島時代にレプリカの自分専用のユニフォーム迄¥5,800もかけて創ってしまった。勿論背番号は高校時代最後に着けていた背番号「9」である。
昨日は投手陣のおやじ玉置隆投手(33歳)が先発して10回を1失点に抑え、打線もタイブレークの12回に片葺捕手が値千金の左前サヨナラヒットを放ち初戦を勝利で飾った。
今回はJFE東日本が都市対抗との二冠を飾るか?日本選手権に強いトヨタが雪辱するか?、名門NTT東日本が巻き返すか?社会人野球ファンにとってはまだまだ熱い秋が続きそうである。
(日本製鉄鹿島の勝利を伝える毎日新聞、茨城県版記事)
(好がこうじてレプリカにユニフォーム迄作成した。背番号は勿論私が最後に高校時代に着けた「9」)
(社会人野球のバイブル(聖書)と言われるGRAND SLAM表紙はJFE東の須田投手とトヨタの佐竹投手)
おわり
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