川上哲治がいた夏

1937年(昭和12年)第23回全国中等野球大会は決勝戦に予想通り中京商業と熊本工業が勝ち上がって来た。

 

中京は野口、熊本工業は左腕川上がエースとして君臨、主将は中京は松井捕手、熊本工業は吉原捕手と、その他内外野ともに堅守を誇っていた。

 

準決勝は中京商業🆚海草中学、熊本工業🆚滝川中学の戦いであった。

 

中京商業🆚海草は野口投手と後に名声はせる嶋精一投手。

海草中が3回先制するも、中京商業が追いつき直ぐに逆転。

試合はそのまま進み3−1で中京商業が押し切った。

 

熊本工業🆚滝川中学は熊本工業の川上が快投。滝川中学を1安打に抑えて2回表一挙6点を奪い勝ち上がった。

 

決勝戦は中京商業が過去の夏三連覇の実績を生かして、試合を有利に進める。

2回裏のチャンスを中京商業が巧みに生かし2点を先取、6回にも1点、を加えて熊本工業を突き放し栄冠を手にしたのだ。

 

熊本工業はその3年前にも決勝戦で呉港中に0−2で敗れている。

その後はに大きく時代を経過し第78回大会にも松山商業に優勝を摘み取られている。

 

熊本工業は野球の神様から見放されてしまったのか?

いや、いやそんな事はない、きっと彼等に歓喜の瞬間は来るはずである。

 

「輝く、栄冠は君達の為にある」。

 

頑張れ熊工。

 

☆アサヒスポーツ(第23回全国中等野球大会)より引用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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