コバルトーレ女川

ちなみに宮城県地図。濃い黄色が、女川町。


コバルトーレ女川は、東北2部リーグ所属の社会人チーム。
正直に言うと、私も今回の震災で被災した、ということで
あちこちで取り上げられているのを見て、初めて知ったチームです。
昨日、NHKの朝のニュースと、夜の報道ステーションで
取り上げられていたので、ご覧になった方もいるのではないでしょうか・・・

二つの特集の内容をざっとまとめると、以下のような話。

（細かい部分が、不正確かもしれませんが・・・）

津波で選手寮が全壊。
選手たちはメインスポーンサーのかまぼこ工場で働きながら
サッカーをしていたのだけれど、
震災直後には、避難所などに商品のかまぼこをありったけ届けたり
その後も、町内くまなく給水に回ったり、子供たちのサッカー教室を開いたり・・・
選手たちは全員、女川の出身ではないけれど
女川でサッカーをするうちに、女川の町が、人が好きになったから、という理由で
故郷などには戻らず、女川で地域のために支援活動を続けました。

ただ・・・
練習場は復旧作業の拠点に、
ホームグラウンドのある施設は遺体安置所として使用されるなど
サッカーをできる環境になく、チームは1年間の活動休止を決定。
その間、女川に残って指導者として再出発する選手、
女川のサッカーを強くするため、1年間別の場所でサッカーを続けることを選ぶ選手、
道は違っても、サッカーが好き、女川の町が好き、という同じ思いは
ひしひしと伝わってきました。


私の文章では、どうも今一つ、テレビで見た時の感動が伝わっていないけれど
コバルトーレの選手たちがピッチに必ず戻ってくることを、信じています！
そしてコバルトーレだけではなく、
他にも震災のためにサッカーをしたくてもできない
地域のクラブがたくさんあるのだと思います。

サッカーを愛する選手が、サポーターが
心からまた、サッカーを楽しむことのできる日が来ますように。