立場を弁える

自転車[e215]で通勤してるのでよく人に道を聞かれる。

中には急ぐあまり立場を忘れてしまう人もいるのだ…



ソイツはドンキホーテを彷徨いていそうな上下表現し難いジャージで汗だくで俺に詰めよってきた。



『オイ[e734]ニィチャン[e734]』


開口一発目で俺の不機嫌指数はマックスに達したが困ってる人ならば助けてやらなくもない。

輩はそんな俺の心情などお構い無しにヅカヅカと土足[e728]どころかウンコまみれの靴で更に俺の心をウンコまみれにしていく。


『○○電気どっちや[e733]』


○○電気なら家の近所だ。

しかもここからさほど遠くないし確実に到着させるようナビできる。


『え～と…』


少し悩んだフリをして道を説明しようとしたその時…。


俺の『え～と』に若干被り気味で。



『はよせぇや[e734]急いどんねん[e734][e262]』



……もはや俺の心はウンコまみれどころかウンコそのものだ……[e283]。



ウンコの心を洗い流すには輩を洗い流すしかない。





『ここを右にまっすぐです』

そう言い終わるか終わらないかで輩は予想通り礼も告げず立ち漕ぎで去っていった。


『後ろ足で砂を掛ける』


恩義を仇で返すようなウンコは後に愚かさを思い知るがよい。



何故なら………




○○電気はこの交差点を左なのだ。


流れて流れて流れまくれウンコ輩よ[e442][e442]