指導技術とフットサル ~定石をどう捉えるか~

教師の指導力向上に関する悩みは、実は多くの分野で共通する課題です。
フットサル指導においても、指導者としてのスキルアップを目指す上で、同様の壁に当たるケースは少なくありません。

指導の現場では「愛情と熱意が大切」といった抽象的な言葉が飛び交う一方で、「具体的なステップ」や「効果的な練習方法」といった具体的な指針が不足しているケースが見られます。

フットサルの指導においても、同様の状況が考えられます。
例えば、「基礎技術を徹底する」といったことは、誰でもが知っていることでしょう。
しかし、具体的に「どの技術をどのように、どの程度練習すれば効果的なのか?」といった問いに対して、明確な答えを持っている指導者は必ずしも多くないかもしれません。

技術の向上には、「定石を身につけて技量を高める」というアプローチが必要です。
これは、フットサルの練習にもそのまま当てはまります。
例えば、トラップの指導であれば、基本的な考えを押さえ、誰でもできる練習から始まり、徐々に難易度を上げていくといった段階的な練習メニューを設計することが考えられます。

「自動車の運転技術」や「盲腸の手術」などのほかの分野において、ある程度のレベルに達するためには、体系的な教育を受けることが一般的です。
フットサル指導においても、選手に一定の技術水準を身につけさせるために、日々考え続けています。
「定石を身につけて技量を高める」という考え方は、フットサル指導の現場においても、一つの指針となるはずです。

 

 

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