こんな思いで野球を観たことはない
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Mr.black
2011年03月29日 12:50 visibility940
昨日はセンバツ観戦に甲子園に行ってきました。私の休みと東北高校の試合日が偶然重なったのです。
このめぐり合わせに様々な思いを感じながら甲子園へ向かいました。
最初は無料の外野席へ行ってその浮かせた入場料分も義援金に充てようかと考えていたのですが、正面のチケット売り場の前で気が変わって3塁アルプス席券を購入しました。
離れた距離から見るよりもその只中に身を投じてみようと思ったのです。3塁アルプスはかなりの混雑でした。
アルプスは既に6~7割くらいが埋まっていて、ようやく上段に席を確保。
試合前からこれまでの甲子園とは一種異なる雰囲気が場内にありました。
スコアボードの旗は全て半旗。そして場外の大会看板や装飾などもほとんどありませんでした。
試合前の挨拶にダッシュする東北の選手。
結果は0-7と大垣日大に完敗。しかし「学生野球は勝利だけが全てではない」ということが再確認できました。昨今の勝利至上主義に一石を投じる試合になったと思います。
第一試合終了後はご覧のようにガラガラになったアルプス席上段。
いかに今回の試合への関心が高かったかを物語っています。
がんばろう!日本
この合言葉があちこちに掲示されていました。
こちらは急遽応援にやって来た女子プロ野球「京都アストドリームス」の選手たち。
(見かけませんでしたが、兵庫スイングスマイリーズの選手たちも応援に来ていたようです。)
彼女たちの試合も間もなく始まります。今回のことで「野球が出来る幸せ」を彼女たちも痛感したと思います。
開幕したらこちらにも応援に駆けつけるつもりです。
野球場で平穏無事に試合が観戦できる幸せを私自身痛切に感じました。
本当にこんな思いで野球を観たことはありません。
状況は異なりますが「戦時色が濃くなった昭和10年代の甲子園はどんな雰囲気だったのだろう?」ふと思いました。
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