万博球場の秘密兵器？

大阪の万博球場。かつて1970年に開催された「大阪万博」の跡地の一角に造られた野球場で、主に高校野球予選や大学リーグ戦で利用されています。

過去にも紹介したことがありますが、内野も外野もスタンドは全て芝生席という珍しいスタジアムです。

ほとんどが土盛りの非常に簡素な造り。

この球場には秘密兵器があります。それが下の写真です。 

散水設備です。マウンド後方から水が噴出し、これがグルグル回って内野の土の部分を湿らせます。通常はここからホースを繋いで係員数名で散水する球場が多いのですが、この方式だと人員は不要でしかも短時間で終了します。

学生野球だとグランド整備は選手自身がやりますね。その後散水は機械が行うわけですから整備員が少数でも短時間でグランド整備と散水が完了するのです。

さらにこの球場は散水機が何箇所もあります。写真は外野（ライト側）。

これ以外にも1塁側ファールゾーンやバックネット裏からも噴水が出ます。

ファールゾーンの噴水はすぐそばに居た産大の選手がびっくりして逃げ惑っていました。（選手も知らなかった？笑）

内野はともかく外野を含む数箇所から同時に散水するのは初めて見ました。自分が今まで見なかっただけで他所でもあるのかもしれませんが。

何回も行った球場でも思わぬ仕掛けを見つけて驚くことがあるものですね。