遠征の原点 (西京極球場・わかさスタジアム京都)
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Mr.black
2011年08月31日 09:49 visibility3813
今回京滋リーグ戦を観戦したのは京都の西京極球場。
現在はネーミングライツで「わかさスタジアム京都」という名称になっています。
歴史の古い球場で高校・大学・社会人、そしてNPBでも利用される文字通り京都の野球場のメッカです。
(ネーミングライツは苦手なのでここでは以下、西京極と表記します。)
球場最上部の外観。
この最上部の壁面にかつては「西京極野球場」という一文字一文字の看板が掲示されていましたが、今は撤去されて痕跡だけが残っています。(写真では判別できません。)
個人的な話ですが、「プロアマ問わず全国各地の野球場を行脚したい」と強く思ったのはここに高校野球京都大会を見に来た時が始まりです。今の活動の原点になった記念すべき場所なのです。
当時のスタンドは今よりも小さく、バックネット裏の屋根は無く、そして座席は全て長イスでした。
写真では青っぽく映っていますが、このイスは薄い紫色です。
また、当時はラッキーゾーンがあり、スコアボードは手動式でした。(今は磁気反転式。)
スタメン表示は現在は横並びですが、昔は縦並びでした。
面白かったのは審判名の表示。
ボードにダイヤモンドが書かれていて、ホーム・1塁・2塁・3塁とそれぞれのポジションに審判の名前がはめ込まれてありました。
記憶間違いでなければ旧・広島市民球場の手動式スコアボードも同じ表示だったはずです。
(誤っていた場合はご容赦ください。)
照明塔は今でも当時と同じ鉄骨式。これが昭和レトロの風情を残しています。
ブルペンはファールゾーンにあります。これも最近では段々見る機会が減っているような気がします。
内野通路は広い回廊になっています。
かつてはここで阪急ブレーブスが年間何度も試合していましたが、納得の設備です。(当時阪急の準フランチャイズでした。)
有名なエピソードとしては阪神が夏の高校野球期間中の死のロードを緩和するためにここでホームゲームを開催していたことです。
実は近鉄もこっそりとここを利用していました。藤井寺に照明が無かった頃、ここでナイターをやっていたのです。
この日は閉まっていましたが、関西六大学レベルではオープンする売店。場内の常設売店です。このあたりの設備もかつてのNPB準フランチャイズを彷彿とさせています。
場外のチケット売り場。京滋リーグは無料なので閉まっていますが、関西ビッグ6や関西六大学などの有料試合ではここでチケットが販売されています。
先頃、サッカー選手が亡くなった時に話題になったAED。西京極では常備されています。
こんな感じでどこの競技場でも常設が望ましいですね。
そして最近ではこの球場で女子プロ野球も開催されています。京都アストドリームスの本拠地なのです。
様々な野球を受け入れている京都のメッカ西京極球場。(野球だけでなく、今週末には女子ソフトボールの大会も行われます。)
これからも関西の野球界・ソフトボール界を支えていってほしい球場です。
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