木製ベンチの野球場 (橿原球場・佐藤薬品スタジアム)
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Mr.black
2011年11月10日 17:53 visibility5071
奈良の橿原(かしはら)球場。県のメイン球場でアマの主だった試合は概ねここで開催されています。
正式名は「県立橿原公苑野球場」。そして現在はネーミングライツにより「佐藤薬品スタジアム」という名称になっています。
両翼93m、センター120m。両翼がやや狭いです。
収容は公称で約1万人ですが、実際にはそんなに入るかな?という感じです。(苦笑)
この球場には大きな特徴が二つあります。
その一つは上の写真。屋根が波型をしているのです。
関西ではあまり見かけない形状です。(関東では比較的あるようですが。)
記憶が曖昧ですが、マンガ「ドカベン」で出てくる旧・保土ヶ谷球場のバックスタンドもこんな感じの波型屋根だったと思います。ただ現在の同球場の屋根は平らになっています。
個人的にはこの波型屋根が好きです。
そしてもう一つの特徴がこの木製ベンチ。バックスタンドの座席は全てこのベンチです。
今まであちこちの野球場を回りましたが、木製ベンチはここだけです。(壊れたプラスチックの長イスを板で簡易補修してある球場などは除きます。)
これが非常に気に入っていて、この球場の好感度がアップしています。
ベンチ横からポール際まではコンクリート階段席と芝生席の混在型。高校野球(硬式)の応援団は通常ここに陣取ります。
ポール際のへこんだ部分にはブルペンがあります。(視認しづらいかも。)
スコアボードは磁気反転式。
カウントランプは最近SBOからBSOに変更されました。これから全国各地でもこうなっていくことでしょう。
スコアボードの左右には写真のように「佐藤薬品スタジアム」の文字が。
多少わずらわしく感じますが、球場の改修費や維持管理費ねん出のためにはやむを得ませんね。
バックネットはステンレス製(?)の格子状。網目が太いのと、ベンチ上までグルッと囲んでいるので少々見づらいです。
とても好きな球場だったのですが、残念なことに外野グランドの芝生が天然から人工に変わってしまいました。
以前はグランドの天然芝・スタンドの芝生・場外の木々というように自然の緑が溢れていて、それを木製ベンチに座って眺めるという非常に贅沢な雰囲気だったのですが・・・・・。
橿原神宮のお膝元という立地条件にマッチした風情ある野球場。願わくば次回改修の時には天然芝に戻してほしいものです。
これは外野スタンドへの出入り口。今回は閉鎖されていましたが、観客が多い時には開放されます。外野から眺めるバックスタンドの様子もなかなかです。
おそらく2年後くらいには硬式の近畿大会が開催されることでしょう。
その時またここにやって来たいものです。
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