古豪・高津高校

大阪の古豪・伝統校をめぐるシリーズ。今回は府立高津高校です。

「たかつ」ではなく、「こうづ」と読みます。

高津高校はJR大阪環状線の「玉造（たまつくり）駅」と「鶴橋駅」の中間あたりに存在します。

創立は1918年（大正7年）という90年以上の歴史がある学校です。府内で11番目に創設され、また大阪市内では5番目に古い学校です。

校章は北野や天王寺と同じく「六稜星」（りくりょうせい）。そして星の中には桜の花が描かれています。桜の花びらが5枚。これが「五中」を表しているそうです。

大阪府内でも指折りの進学校。そして大昔の話ですが夏の全国大会に一度出場しています。それは1949年（昭和24年）、第31回大会のことでした。前年には天王寺高校も全国大会に出場ということで、この頃は公立校の野球部が全盛だったと思われます。

私は大阪大会観戦では偶然ながら高津高校の試合に数回当たりました。（決して母校ではありません。とんでもない話です。大汗）

ユニフォームは白で胸マークは上記のように「KOZU」と入っています。

帽子やシャツは濃紺。ストッキングは濃紺に白の2本ライン。非常にシンプルなデザインです。

大阪はこんな地味なユニフォームの学校が多いです。（高野連が厳しいのです。）

校風は規制があまりない自由な雰囲気だそうです。制服もなく、私服通学といういわば自主性を重んじる学校なのでしょう。

スーパーサイエンスハイスクール（SSH）の伝統校、高津。野球部は普通レベルですが、時々勝ち上がることもあります。

これはグランド。奥のネットはおそらく野球用のバックネットだと思われます。

他のクラブと併用ながらグランドは一定規模の広さがあり、大阪市内の公立校としては練習環境はいい方かもしれません。

いつかこの野球部が復活すればかなりの話題をまくとは思うのですが・・・・その日がやってくるのかどうか？

見てみたいですけれどもね。

最後に余談。

大阪市内でもこの周辺は結構お寺や神社が多いです。これは出雲大社の分祠です。

鶴橋～四天王寺周辺も神社やお寺が非常にたくさんあります。歴史上様々なことが起こった土地柄もあるのでしょうね。