変わった校章の学校　（茨木高校）

今まで古豪・伝統校シリーズでは全国大会出場校のみ取り上げていました。でも今回は番外的に全国大会未出場校に脚光を当ててみます。

前回書いた春日丘高校から南東に10～20分程度歩いた場所に「府立茨木高校」があります。（「いばらぎ」と濁らず「いばらき」と読みます。）

現在の学区割は私は知りませんが、以前の第2学区で最も偏差値の高い学校でした。同校出身者は各界で名を挙げた人物が多いのですが、その中にはあのノーベル文学賞受賞者の川端康成氏もいます。

何故この学校を取り上げたのかというと単純な理由です。（苦笑）

校章が極めて目を引く珍しいデザインだったからです。下記のようなものです。

まるで象形文字か何かの記号のような校章。初めてこれを目にしたのはある時の高校野球大阪大会の開会式でした。ほんの一時期ですが、開会式が地上波でＴＶ中継されていたことがあり、その時茨木高校のユニフォームにこのマークが入っているのを見たのです。

ユニフォームのデザインは白基調で、この校章が帽子とユニの左胸に入っただけの極めてシンプルなものでした。シンプルなだけにこのマークに目が釘付けになり、「何だ？これは？」と驚き、その後長い間記憶に留まりました。 

何を表しているのだろう？と思い、最近調べてみると結構シンプルな意味でした。この学校、設立された時には「尋常第四中学校」という名称でした。

漢数字の「四」を崩してデザイン化したのがこの校章だそうです。

「カッコ悪い」、「いや、カッコいい」、といろいろな声があるようですが、少なくとも初めて見たら「おお！？」と声が漏れるくらいインパクトがあるデザインだと思います。

現にこの校章を見たくてわざわざ出向く酔狂な人間もここにいるわけですからね。学校側もこの校章にはこだわりと誇りがあり、校内には校章をかたどったベンチも作ってあるようです。

あいにく茨木高校の試合は観戦したことがないのですが、いつかチャンスがあればこのマークがついただけの非常にシンプルかつインパクトの強いユニフォームを実際に目にしたいものです。

マイヤキュー様の観戦レポート期待してみようかな？（無茶ぶり。笑）

正門前。正面校舎の一番上に小さく見えているのが校章です。

交通アクセス：　阪急京都線「茨木市駅」から南西に徒歩7～8分程度。