球場レポート番外 パナソニック・アリーナ
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Mr.black
2015年02月19日 12:46 visibility9711
花園ラグビー場に次ぐ他競技試合会場のレポートです。これで2箇所目。
今回Vリーグを観戦したのはパナソニック・アリーナ。旧称は松下電器体育館。
これでお分かりのように家電メーカー「パナソニック」が所有する体育館です。
(以下、アリーナと表記。)
外観の一部。これは北側になります。
写真左奥側は一般人は立ち入り禁止だったので写せませんでしたが、実は屋根が左上がりになっています。
つまり体育館中央部が低く、南北が高くなっており、アルファベットの「M」のような形になっていました。おそらくは旧称「松下電器」の頭文字「M」を表していると思われます。
この場所は敷地が大変広く、アリーナは全体のごく一部を占める程度。ずっと奥には建物が何棟かあったので、ここは社員研修施設などがあるのだと思われます。なのでアリーナ以外は立ち入りや通行が禁止になっていました。
余談ですが、パナソニックが所有する専用野球場(パナソニックBBスタジアム)はここから少し離れた場所にあります。
パナソニック・アリーナへのアクセスは京阪電車の「枚方(ひらかた)公園駅」で下車。
駅から徒歩だと15~20分くらい。十分歩ける距離ですが、行きは上り坂でおまけに交通量が多いので一部歩行に注意すべき場所があります。
歩くのが苦手な方は駅前からバス利用がベター。普段だと京阪の路線バスに乗り「さつき丘」で下車。
ただし試合開催時はアリーナ直行の臨時バスが出されます。どちらも料金は230円でした。
路線バスは降車時後払い、臨時バスは乗車時前払いです。
なお路線バスはアリーナ入り口前の道路で下車ですが、臨時バスはアリーナ正面までつけてくれるので臨時バスの方が助かります。
正面口辺りにはグッズの売店や飲食のブースがありました。
ただしあくまでも軽食程度なので、しっかり食べたい方はどこかで済ませてから行った方がいいです。周辺には飲食店もコンビニもありませんので。
(第一試合開始は13時なので先に食事を済ませた方がベスト。なお、軽食ブース以外では飲料の自販機しかありません。)
内部はこんな感じ。
既述のように中央部の屋根が低く、試合中にボールが天井に当たることが何度かありました。他所の体育館の屋根の高さは知りませんが、それでも通常よりやや低いように感じました。これがプレーに支障があるのでは?
私が座ったのは3階自由席。長イスで座面がやや浅く感じました。でも背もたれとまではいきませんが、後ろが腰高くらいまであったので座りやすかったです。スタンドの傾斜はきつめ。上り下りには注意が必要です。
(写真は豊田合成応援団)
これは座席の図面。一番下の白い部分が3階自由席。
今回は招待券で無料でしたので「ここ、普通に買ったらいくらなんだろう?」と思って調べたらなんと3,000円もしました。
そして下のコート周辺は10,000~12,000円もするそうです。仰天しました。(大汗)
<参考資料>
SPS席: 12,000
SS席: 10,000
S席: 5,000
2階指定席: 3,500
3階自由席: 3,000
「他所は?」と思って調べたら開催場所によってかなり価格差があることが判明。公営・私営・及び立地条件によって違いがあるのは当然でしょうがね。しかしさすがに驚きました。
これは得点盤。3階席だったので座っている場所の下部は見えませんでしたが、おそらくは四隅に設置されていると思われます。(2箇所あるのは確認できました)
ちなみにJTの側にある丸いランプは1セット取ったことを表しています。セットを取ればこのランプが都度増えていきます。
そして下の矢印はサーブする側を示しています。写真ではJTがサーブする側。
これは創業者・松下幸之助氏の巨大な写真。
舞台の右側に飾ってありました。かなりの大きさです。
ところでこのアリーナ、ひとつだけ大きな不満がありました。
それはトイレが場外にあること。
下のアリーナ席や中間の2階指定席用の屋内トイレはあるのですが、3階自由席の観客はそこは利用させてもらえず一旦外に出ないといけません。
その経路は
階段を降りて出口へ→鉄扉を開けて外へ→スロープを使って一番下へ→敷地内を屋外トイレのある場所まで歩き、となります。トイレは公衆トイレよりはマシなレベル。
この移動がかなりの手間です。この日は幸い曇り空程度でしたが、もし雨でも降っていたら傘を持って出る必要があります。
私は無料で観戦しましたので贅沢言えませんが、有料だと3,000円です。それだけ支払って屋外トイレまでテクテク歩かされるというのもどうなんでしょうね?
おまけにこのトイレがアリーナから少し離れているのも大きな欠点です。
条件は異なるものの、ふと西武ドームの内野トイレを思い出しました。(苦笑)
話は変わりますが、最後におまけのローカル情報を。
アリーナの最寄駅「枚方公園駅」の近くには「ひらかたパーク」という遊園地があります。菊人形展が開催されることでご存じの方もいらっしゃるでしょう。略称は「ひらパー」。
何年か前より「ひらパー兄さん」というイメージキャラクターを起用しています。
初代はブラックマヨネーズの小杉竜一氏。そして2代目がV6の岡田准一氏です。この2代目は「超ひらパー兄さん」と改称され、さらに現在は「園長」という肩書も付いています。
2代目就任時のCMでは「ワイが新しいひらパー兄さんでおま!」と普段のイメージをぶち壊すほどのはじけっぷりが面白かったです。上下の写真でその一端がお分かりになるでしょうね。実は地元枚方市出身の岡田氏。案外こういうのが好きなのかもしれませんね。(笑)
ちなみに今期の入場者数目標が100万人で、それを下回ったら園長・ひらパー兄さんの両方とも解任といういかにも関西らしいノリで運営されるようです。
そしてこの「園長」の文字ですが、元々は「枚方」とプリントしてある文字の上に安全ピンで付けてあるだけです。(笑)
はたして2代目兄さんの運命はどうなるのでしょうね?
<追記>
3月8日の新聞報道によると100万人突破したので「岡田園長は延長」らしいです。(笑)
ちなみに100万人突破は4年ぶりとのこと。
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- 事務局に通報しました。
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