投手にはつらい結末

「どＳさん」と合流後に観戦したのは「福工大城東ー香椎工業戦」でした。

私は地方遠征時は基本的に古豪・伝統校の試合を狙います。そうでない場合はなるべく公立校同士の試合が見たいのですが、いつもうまくいくとは限りません。

１塁側：福工大城東。

近年台頭してきた私学強豪。甲子園でもお馴染みになりつつあります。

ブルー基調のユニも認知度が高くなっていますね。

３塁側：香椎（かしい）工業。

ほとんど予備知識の無い県立の工業高校。

白ユニに黒（あるいは濃紺）基調。胸には漢字で「香工」。赤のストッキングが印象的。

試合前には号令に合わせて全員一斉に素振りしていた香椎工業。

強敵相手に臆することなく戦闘モードでした。

しかし力の差は歴然。初回から城東に先制され、一方打線はなかなか相手投手を攻略出来ず。徐々に点差が広がっていきます。

継投でなんとかしのごうとした香椎工業ですが、苦しい展開。

そして５回裏、１０－１と９点差になります。あと１点奪われればコールド成立。

この局面で２死ながら満塁。更にフルカウントになります。

「押し出しでコールド負けはつらいところ。何とか踏ん張って次のイニングに繋いで欲しいな」、二人の共通の思いでした。

ある意味しびれる展開で投じた一球は・・・・・遠く外れてファーボール。

無情にも押し出しで５回コールドになってしまいました。１１－１で城東の勝ち。

投手にとってはつらい結末です。

地方大会ではよくあるコールドゲーム。

時間と労力を掛けてはるばる遠征しても好ゲームに当たるとは限りません。むしろこういう展開の方が多いです。

でも「そこに足を運ばないと見られない学校の試合」は個人的には貴重です。

酔狂人ですが、可能な限り続けたいものです。

この試合で今回の観戦は全て終了。帰路に着いたわけですが、「どＳさん」には西鉄久留米駅まで送っていただきました。

こんな変わり者にお付き合いいただいたことに感謝しています。

ところでご本人もこの後から各地を巡る旅に出ておられます。もちろん私のような球場行脚ではなく、普通の旅です。

目的は違えどお互い旅人なんですね。（笑）

帰路の新幹線で食べた駅弁「かしわめし」。

余力があれば折尾駅でホーム立ち売りの販売員さんから買いたかったのですが、限界でした。やむなく博多駅で購入。

これは往路で買って食べた鯛ずし。いただきます。ごちそうさま。

レポートはあともうちょっとだけ続きます。