これじゃ見えない

今迄に様々な場所の野球場で試合観戦しました。視界良好で観やすい球場もあれば、ネット、フェンス、支柱などが邪魔で非常に観づらい球場もありました。

これは前回の豊岡こうのとりスタジアムのバックネット裏。ネットの支柱がこんな風にスタンド内に数本建ててあり、当然ながらこの周辺は非常に視界が悪いです。

こんな球場に接した時に思うのは「これを設計した人間は野球ファンじゃないのでは？」ということです。野球その他のスポーツ観戦にあまり関心が無い人間が机上で図面を引いて作った球場に思えます。

支柱がこんな風にスタンド前面にある、またはグランド内に建ててある、金網状のフェンスで枠が縦横に複数ある、こういった野球場は比較的多くあります。いずれも視界は良くありません。

ところで支柱が視界を妨げる場所に座席を作ってある野球場もありますが、あれは無駄ですね。そんな座席には誰も座りませんから。

今迄で一番酷いと思ったのは奈良の郡山球場。（下記写真）

内野スタンドに屋根があるのですが、この屋根を支える支柱が太くておまけにスタンド内のいたるところに建ててあるのです。柱をかわして良好な視界を得る場所を探すのが結構大変な球場でした。

また、前面には金網のフェンスがあり、これも高いので視界が悪いです。

（↑　屋根の支柱が18本もあり、視界が無茶苦茶悪い郡山球場のバックネット裏スタンド。）

私の考える理想はバックネットの支柱がスタンド前面に無く、支柱はスタンド後方・または場外に設置してそこからワイヤーで引っ張って支えるというスタイルです。

そしてこれは安全面で賛否両論あると思いますが、出来れば内野のネットや格子フェンスを撤去してMLBのスタジアムみたいに前面が開けっぴろげになっているスタイルを望みます。

外野のネットも無いか限りなく低くしてあることを望みます。外野フェンスが低いと「塀際の魔術師プレー」が見られますから盛り上がりますよね。

日本の野球場でよく見る光景としては試合にあまり目もくれず携帯をいじってばかりいる人、マンガを読んでいる人、連れと喋りまくっている人、その他ひたすら食べている人などです。時々「ここに何しに来ているの？」と言いたくなるようなケースがあります。

ネットが無くてちゃんと観ていないとファールボール直撃を食らう可能性があればもっと試合に集中するのでは？と極論かもしれませんが考えてしまいます。

野球場に行って「うわ～、凄く観づらいな」、と思うのはやはり嫌ですからね。

時々思うのは「こういう類の日記、競技場の建築設計する人が見てくれていないかな？」ということです。確率低いでしょうが。（笑）