福井の新興勢力 (敦賀気比高校)
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Mr.black
2012年04月27日 09:36 visibility1760
先日訪れた敦賀運動公園球場の北西5分ほどのところには敦賀気比高校があります。
ちょっと逆光で見づらいですが、同校の入り口に建ててある看板。ここから坂道になっており、やや小高い場所に校舎があります。
中高一貫教育の私学である敦賀気比。中学と高校は敷地の明確な区切りが無く、双方が簡単に交流できるようになっているみたいです。
1986年(昭和61年)に設立されたというまだ歴史の浅い学校。僅かな年数で野球部が甲子園に出場。一躍全国で有名になります。OBにはNPBで活躍する選手が数名おり、今では福井県でトップレベルの強豪校になっています。
福井は最初敦賀商業(現:敦賀高校)がまず全国に出場し、その後長い間県の野球界を引っ張ってきました。
その後、武生(たけふ)高校、若狭高校、三国高校などが台頭。
そして昭和40年代後半(1970年代)に福井商業が出てきます。以降は福商が他校を圧倒。
これに対抗して出てきたのが福井高校(現:福井工大福井高校)です。しばらく2強時代が続いた後、平成になってからこの気比高校が新興勢力として台頭。
私学で他府県から選手をスカウト出来るという利点を活かして一気に県内トップレベルにのし上がってきたわけです。(現在は越境留学は少なくなったとも言われていますが。)
昨今はどの都道府県も私学が全盛の時代です。この壁を打ち破って公立校が全国にやって来ることを期待する人は多いと思います。
福井県では現在「打倒・3強」、とりわけ「打倒・気比」になっていることでしょう。(3強:福井商業・福井高校・敦賀気比。)
古豪の敦賀高校・若狭高校・三国高校などの巻き返しがいつか起こるのかどうか?状況は厳しいでしょうが、成し遂げてほしいものです。
ちなみに敦賀運動公園球場のスタンド上段からはこのように気比高校の校舎が見えています。というか球場に行く道中に学校があるのです。この球場にやって来る多くの学校はこの校舎を眺めながら球場入りしていることと思われます。
打倒すべき大きな目標が目の前にそびえ立つこの状況。闘志が湧き立つことでしょう。
「この夏はどこが福井代表としてやって来るのだろう?」、そんなことを考えながらこの校舎を見ていました。
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