松山商業VS藤井学園寒川
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Mr.black
2012年05月17日 13:02 visibility5768
済美高校を訪れた後、再び伊予鉄の路面電車で東へ移動。(松山駅から道後温泉方面への移動になります。)
途中のT字路に「勝山町駅」があります。
この駅で下車。東南に5~6分ほど歩いた場所に「愛媛県立松山商業高校」があります。
この学校については今さら説明は要りませんね。高校野球界では名門中の名門です。
今年は創立110周年ということです。まさしく「伝統校」、「古豪」、という呼び名がピッタリです。
この日はGWということもあって練習試合が組まれていました。試合相手は香川の「藤井学園寒川(さんがわ)高校」です。
まだ全国的にはあまり馴染みがありませんが、最近(2009年夏の第91回大会)甲子園に初出場し、その後も香川県内の大会ではよく上位に姿を現しています。香川は尽誠学園・香川西・英明・そして寒川と私学の台頭がめざましくなっています。
今回は妻のお蔭で思いがけない幸運に当たりました。訪問して練習試合があるのはわかっても「部外者は入れない」と思っていました。
しかし校門のところに立っているおじさんに妻が声を掛けたところ、「誰でも自由に入って観戦出来る」ということでした。そのおじさんも観戦にやって来たということでした。
門番係りをしていた野球部のY君も「全然問題無いっす!是非ご観戦ください!」と熱心に声を掛けてくれたので校内に入りました。
グランドはこんな感じ。(3塁側からの眺め。手前の用具は寒川高校の物。)
さすがに松山商業、野球部専用のグランドが校内にありました。以前はソフトボール部などと併用だったそうですが、打球が当たったりして危険なので野球部専用になったということです。
奥に写っているのは室内練習所とブルペン。
ベンチもちゃんとあり、右中間にははめ込み式ながらスコアボードもありました。(BSOのカウントランプもしっかりありました。)
アップ中の藤井学園寒川高校。これは練習試合用のユニフォームでしょう。
公式戦のユニフォームは薄いアイボリー地にローマ字で「SANGAWA」。そして公式戦用の帽子は黒一色です。
(↑ これが公式戦用のユニフォーム。@:一昨年の香川県秋季大会観戦時の写真。)
こちらはアップ中の松山商業。ただし、今回の選手はどちらも二軍ということでした。
一軍は別な場所で試合なのでしょう。
最初は3塁側で観戦するつもりでした。バックネット裏や1塁側はいかにも「コアなファン」と「関係者だけ」のスペースでしたから。(上の写真はバックネット裏の座席。)
(↑ こちらは1塁寄りの関係者席。)
しかし、試合前に話しかけてきた地元のおじさん(校門で妻が話掛けた最初の人とはまた別な人)が「わしはバックネット裏に行く。あんたらもせっかくだからおいで。」と誘ってくださいました。
内心「よそ者なのにいいのかな?」と思いつつも断るのもかえって失礼かなとバックネット裏へ。周りは顔なじみ同士の地元のコアなファンばかり。緊張の観戦でした。(汗)
右:松山商業
左:寒川高校
試合は序盤に先制した寒川が優位に進め、結局松山商業は敗れてしまいました。
しかし昔から「夏将軍」と呼ばれる松山商業。これからの成長に期待したいです。
お馴染みのエンジのユニフォーム。このユニフォームを見ると嬉しくなりますね。
部訓。「日本一のボール拾いになれ」。素晴らしいですね。
下には「努力は裏切らない・・・・・」という文言も。
バックネット裏に誘ってくださったおじさんが校内の記念碑もあれこれ案内してくださいました。これは第78回の全国制覇の記念碑。裏側には当時の選手名が刻んであります。
中央には「夏将軍」の文字が。松山商業は昔から伝統的に夏に強いですからね。
こちらは第68回大会の準優勝時の記念碑。あの水口栄二選手(近鉄~オリックス)が大会安打記録を打ち立てた時のものです。
おじさん、色々とありがとうございました。お陰様で滅多に出来ない体験ができました。お名前を聞いておけばよかった・・・・・。
門番をしていた二人の野球部員。左はY君。右はH君。
お邪魔しました。そしてお世話になりました。競争は凄いでしょうが、頑張ってレギュラーになってください。
夏将軍が帰ってくるのを甲子園で待っていますよ。
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