野球王国の心意気を感じるスタジアム (坊ちゃんスタジアム)
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Mr.black
2012年05月18日 17:30 visibility8578
今回の松山遠征で大学野球を観戦したのは「松山中央公園メイン野球場」でした。もっともこの正式名称で呼ぶ人はほぼいないでしょう。愛称は言わずと知れた「坊ちゃんスタジアム」です。
まるでUFOのような外観。公園が広いのでこんな風にスタジアムの外観がスッキリ見えるのが気持ちいいです。
内野はクレー。外野は天然芝。内野のファールゾーンが人工芝です。
両翼は99.1m、センター122mの広いグランド。
内野スタンドは2層になっています。屋根も大きく立派。収容は3万人。昨今NPBが地方球場で試合開催するひとつの収容基準ですね。
座席はバックネット裏の1階部分が跳ね上げ式の個別席。(ここにはカップホルダーも有り。)
それ以外の内野は1階・2階とも背もたれ有りの個別席です。
1階の座席は白っぽく見えていますが実際は明るめのブルーで太陽光の影響で表面が色落ちしているのです。(苦笑)
外野は全て長イス。「一六タルト」の広告がローカル色タップリ。(笑)
こちらも「渦潮電機」というローカルっぽい企業名が。
スコアボードは西武ドームのような横長。電光式またはLED式のどちらかだと思います。
建設当初は磁気反転式だったのがNPB側からの要請で現在のスタイルになったらしいです。磁気反転式だとナイター時に表示が見づらいですからね。
照明は外野に4基。内野の屋根に複数設置されています。
ナイターの照度は良いと思われます。(今回はデーゲームのみでしたのでこの点不明です。)
この日は閉鎖されていましたが売店スペースがちゃんとありました。NPB・四国アイランド・高校野球の夏の大会などではおそらくオープンするのでしょう。
球場の下には「の・ボール ミュージアム」があります。
向かって右側は高校野球がメインのアマ野球の展示が、そして左側がNPB関係の展示があります。入場は無料です。
こちらに行かれたら是非入ってみてください。
正岡子規をモデルにしたという野球像。
当時の用具を再現した展示。
女子野球の日本代表のサイン入りユニフォーム。
現在女子プロ野球に在籍する「小西美加」「厚ケ瀬美姫」「半田渚」などの名前が見えます。さらには「片岡安祐美」の名前もありますね。
ミュージアムの入り口はこんな風になっています。とことん凝っています。
最寄駅の「JR市坪駅」。「野球(の・ボール)駅」という愛称も新しくつけられました。この駅は「JR松山駅」から僅か1駅。そしてスタジアムは駅のすぐそば。
非常に便利なのですが欠点が一つ。ホームが短く、なので長い編成の列車を走らすことが出来ないのですね。この為NPBの公式戦やオールスターでは大変です。
今後事故が起こらないことを祈りたいです。出来ればホームを長くしてほしいものです。
特に今年は2回目のオールスターを開催するわけですからね。地方スタジアムでオールスターが2回も開催されるのは凄いことです。それだけこのスタジアムが素晴らしいという証しなのでしょう。
メンバーさんで今年のオールスターで松山へ行かれる方は行き帰りの事故にお気をつけください。
野球王国愛媛県のメインスタジアム。これを見て愛媛県の心意気を強く感じました。
大阪もスタジアム建設に際してはそれなりの情熱を示してほしいものです。土地の確保や建設費の問題もあるでしょうが・・・・・。
立派なものを造れとは言いませんが、心意気を感じるスタジアムが大阪には少ないです。
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