富山県屈指の伝統校　（高岡商業）

いつもならばここで球場レポートなのですが、今回は順番を変えました。

JR高岡駅の北西、徒歩では40分程度（？）のところに富山県立高岡商業高校があります。

高岡商業は明治30年、市立の商業学校として設立されました。

その後大正11年に県立に移管。戦後の一時期は「高岡西部高校」という名称だったこともありますが、後に再び商業高校に戻り、今日に至っているようです。平成19年には創立110周年を迎えたという伝統校です。

毎年開催される春夏の高校野球全国大会。各都道府県で最初に代表になった学校は文字通りその地の歴史を開いた学校と言ってもいいでしょう。最初に富山県代表になったのがこの高岡商業でした。

高商が全国への扉を開いたのは昭和12年の第23回大会でした。かなりの道のりがあったということです。

その後は県内の野球界をリードし続け、ここまでに春夏合わせて20回の全国出場歴があります。後に台頭してきた富山商業とは今でも続くライバル関係です。

校章は一部の方の好むこのデザイン。（笑）

ずっと昔、初めて見た時は「何だ？変な校章」、というイメージでしたが。

個人的には高岡商業の試合は甲子園で2回ほど観戦した記憶があります。

白帽子、エンジのアンダー、エンジと白のツートンストッキングという古豪によくあるデザインのユニフォーム。胸のマークは早稲田調で「TAKASHO」。

このタイプのデザインが好きと言う高校野球ファンは大勢いることでしょう。

昨今は普通科の私学が隆盛な高校野球界。かつて主流だった商業高校は押され気味です。しかし今でも県内の高校野球をリードしている高商。はたしてこの夏はどうなるでしょうか？

＜追記＞

この春の富山大会では高岡商業がベスト8、富山商業はベスト16でした。

県1位は不二越工業、2位は富山第一高校。

この内、富山第一は見事に北信越大会を制したそうです。（初優勝とのこと）

偶然ながら2年前に富山第一の試合を観戦しました。その時の写真です。

胸のマークが「TOYAMA　Ichiko」ではなく、「TOYAMA　1chiko」と数字にしてあるところが面白いです。