もう一つの青春 その2

  • Mr.black
    2012年08月03日 15:00 visibility670

先日取り上げたのは全日制高校の軟式野球大会です。この観戦時に「おやっ?」と思ったことがありました。

 


↑ 大会回数ですが、今年が第57回となっています。(見づらくてすみません。)

 


 ↑ 実は2年前に定時制通信制高校の全国大会を東京の駒澤球場で観戦したのですが、これが「第57回大会」でした。(今年は第59回。)


つまり全日制よりも定時制通信制の方が軟式野球の全国大会の歴史が古いということなのですね。これは今まで気が付きませんで、てっきり全日制の方が歴史が古いと思い込んでいました。私もまだまだ勉強不足ということで。

 

改めて調べたところ定時制の全国大会は1954年(昭和29年)に始まり、全日制の方はその2年後、1956年(昭和31年)に始まっています。

定時制大会の始まりはある時、群馬の定時制高校が全日制の高校に勝ちながら選手の年齢制限に引っかかり、全国大会に出られなかったのがきっかけだったと以前に読んだ記憶があります。

ところで「全日制高校と試合していた」、「全国大会(甲子園のこと?)」、ということはこの頃は定時制も硬式野球だったのでしょうかね?この点は不明瞭です。


なお、定時制の第1回大会は群馬の城南球場で行われました。

当時の定時制高校の先生方のご尽力があったればこそスタートし、その後も様々な方々の努力で今日まで継続されているということでした。一時期はTVで萩本欽一氏が取り上げて有名になりましたが、今は元通りの目立たない大会になっています。

 


2年前観戦時の様子。これは東京代表・飛鳥高校。

なお、上の写真は全員男子選手ですが、この大会の特別ルールで女子選手の出場もOKです。

 


上は全日制の軟式。(PL学園-都島工業戦)


どちらの大会もごく一部の学校の試合を除けば観客はまばらです。でも私は世間の関心が高かろうと低かろうとそういうのはお構いなしに野球ならば何でも観戦したいクチの人間です。

これからもこういう光の当たらない野球にほんのわずかな灯し火を当てたいと思います。


参考までに両方の全国大会日程を。

<定時制・通信制>

8月20日(月)~23日(木) 

→僅か4日間の強行日程です。選手の体調が心配。準々決勝と準決勝は同じ日に連戦になるようです。それと平日ばかりなので観戦客は少ないでしょうね。

会場: 神宮・駒澤・府中 (神宮がメイン会場)


<全日制>

8月25日(土)~29日(水) 

→こちらは5日間。土日がある分、通常はこちらの方が行きやすいでしょうね。

会場: 明石第一・高砂 (明石がメイン会場)


どちらも入場無料です。(定時制通信制の方は募金があったような気が・・・・。)


そして私の地元大阪代表は

定時制通信制:長尾谷高校 (広域通信制高校)


全日制:初芝富田林高校 (硬式野球部は無し。軟式だけです。4年連続と最近強い。)

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