カンドクの王者 兵庫ブルーサンダーズ (カンドク 兵庫BS-神戸S戦)

  • Mr.black
    2012年08月21日 10:20 visibility1561

昨日は久しぶりに関西独立リーグ(以下、カンドク)を観戦してきました。

場所は兵庫県三田(さんだ)市の「城山球場」でした。現在は「キッピースタジアム」という愛称がつけられています。

 


「キッピー」とは市の鳥であるキジをモチーフにしたキャラクターの名前で、その認知度を上げる為に球場の愛称としたそうです。

 


この日のカードは「兵庫ブルーサンダーズVS神戸サンズ」。(兵庫BSがホーム。)

青基調のユニが兵庫BS、赤基調ユニが神戸Sです。

 


以前にも書きましたが、兵庫BSはカンドク創設時に加盟した神戸ナインクルーズが解散後、そこの選手の受け皿として新設された球団です。神戸9Cは「吉田えり」投手が在籍していたことで有名ですね。

神戸9Cはカンドク2年目に優勝。さらに兵庫BSになった3年目(昨年)にも優勝。現時点でリーグNo.1の実力を誇るチームです。今年も前期優勝しています。

 


代表は高下 沢(こうげ たく)氏。選手兼任です。四国アイランド・カンドク・クラブチームなどを渡り歩いた苦労人です。なお、兵庫の監督は阪神OBの池内豊氏です。

 


こちらは神戸サンズ。前述の神戸9Cから「経営権」を引き継いだという球団。

つまりこの2チームは違う形態で神戸9Cをそれぞれ引き継いだある意味兄弟的な関係です。


神戸と言いつつ、本拠地は淡路島の洲本球場のようですが。(苦笑)

以前はマック鈴木氏が監督兼投手でしたが、今は元オリックスの金崎泰英氏が監督です。

 


兵庫BSの先発は門中投手。松江商業出身。サイドスローです。

 

 


神戸Sの先発は坂口投手。今では希少になったアンダースロー。福岡第一高校出身。

 


試合は3回裏に兵庫が2点先制。その後も得点を重ねて終始優位に立ち、7-0で完勝しました。

両チームでは戦力に相当な差があるように感じましたが、それ以外で特に目についたのは神戸の守備の悪さ。合計4エラーですが他にもミスが目立ち、無用な失点を重ねる始末。

強敵相手にこれでは勝ち目はありません。人工芝グランドでイレギュラーがほとんど無いのに守備が破たんしてはお手上げでした。送球エラーやポロリが多く、これは何とかしないといけません。

 


ヒーローインタビューは3人でした。後期9勝1敗と圧倒的な強さの兵庫。他球団の奮起が望まれます。

今のところ兵庫BSと互角に戦えるのは大阪の「06ブルズ」だけだと思いますが、これではちょっと・・・。

 


試合終了後はこのように選手がお見送りしてくれます。

 


こちらは試合前の様子。代表の高下氏自らスタンドにやって来てお客さん一人一人に挨拶回りしてくれるのです。これが独立リーグ最大の魅力といってもいいでしょう。選手や監督が非常に身近な存在なのです。兵庫BSは特に地元密着度が強いように感じました。

 


↑ 場外にある自販機。

 


飲料メーカーのダイドー(DyDo)が兵庫のスポンサー。

(選手のユニフォームの右胸にはメーカーロゴが入っています。)


そういうこともあってこのデザインの自販機売り上げ収益の一部は球団に入るようです。独立リーグは基盤が脆弱。スポンサー様はありがたい存在です。個人スポンサーも募集しているようです。

三田周辺でもしこのデザインの自販機を見かけられましたらご協力いただければ、と思います。(なお、強制するものではありませんので。)

 


これはチケット。入場料は1,000円です。今期2回目だったカンドク。またいつか観戦しようと思います。

隣県とはいえ三田はかなり遠いので難しいのですが。

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