野球場の変化(明石球場)

  • Mr.black
    2012年08月31日 12:55 visibility1807

野球場も年数が経過するに従い、その姿を変えていきますね。小さな改修から数年かけて行う大規模改修までいろいろあります。

また、昨今はネーミングライツで企業名になったり、愛称が付けられるというケースもあります。


アマ球場の名称変更の例としては

新潟:三條機械スタジアム(三條市民球場)


京都:わかさスタジアム京都(西京極球場) ↓

 


香川:レクザムスタジアム(香川県営球場) 

などがあります。


また、愛称が付けられた例としては

石川: 弁慶スタジアム(小松末広球場) ↓

 


兵庫:キッピースタジアム(三田城山球場) ↓

 


などがとっさに頭に浮かびます。


先日高校軟式野球を観戦した明石球場もネーミングライツで名前が変わっていました。

 


現在は「明石トーカロ球場」という名称になっています。

 


これが以前の外観。本来の名称は「明石公園第一野球場」なのです。(2009年3月撮影)

なので看板は「第一野球場」となっています。なお、黄色のノボリは関西独立リーグ「明石レッドソルジャーズ」の物。この球場を本拠地にしていたのです。残念ながら僅か2年で解散してしまいましたが。

 


カウントランプはちょっと面白い形。ストライクが3つもあります。その種明かしは下記の写真で。

 


これが以前のカウントランプ。

日本では長年SBOの順にカウントしていましたが、本来はBSOが正式です。国際ルールに対応するために明石では早くから準備をしていたわけですね。

この当時(撮影は2008年8月)からストライクを3つに増やしておき、後々ランプの入れ替えと文字の書き換えを行ったのです。しかし今も昔もストライクが3つ並ぶ珍妙なカウントボードですね。(苦笑)


そしてよく見ると以前は無かった防球フェンスがカウントランプ後方に設置されているのがわかります。

下記写真の外野後方の防球ネットも以前は無かったと思います。

 


↑ 現在のレフトスタンド。多少見づらいのですが、木々の後方に防球ネットがあります。

 


↑ これは4年前のレフトスタンド。木々の後方にネットらしきものはありません。

なお、遠くに見えている塔は明石天文科学館です。


こうやって写真に残しておくと球場の小さな変化も時系列でわかるので面白いものです。

昔から数多く撮った球場の写真。管理が悪くてかなり紛失してしまいましたが、今手元にあるものだけでもしっかり保存しておいて野球場史の資料として役に立てたい、などと妄想しています。


先人が残した古い球場の写真を観て「撮影・保存してくださってありがたい。こんな姿をしていたのか」といつも思っています。自分も少しくらいそういうお役に立ちたいものです。

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