5校連合
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Mr.black
2015年08月26日 18:14 visibility1593
書くタイミングを失してすっかり時期外れの内容になってしまいましたが・・・・。(汗)
いつの頃からか高校野球では部員が9人に満たない学校同士が連合チームとして大会に出場できるようになっています。
この制度は正直もっと早くに導入してあげれば良かったのでは?と思います。昔から部員が100人以上も居る学校がある反面、9人揃えるのがやっとという学校はあったので。
その当時は9人揃わなければ大会に出られず棄権になりました。公式戦を出来ないまま高校野球を終えてしまった当時の部員は気の毒に思っていました。
ところでこの連合チームの存在に初めて気が付いた時に気になったことがありました。それは選手のユニフォーム。
「連合チームとしてお揃いのユニを作るのだろうか?それともそれぞれの学校のユニを着用して各自バラバラなデザインなのか?」と。
疑問は間もなく解明しました。「バラバラなユニを着用」だったのですね。
これが分かった時から思ったのは「連合チームの試合を実際に見たい」ということ。
しかし連合チームは概ね弱く、だいたいは初戦で敗れることが多いのでなかなかそのチャンスはありませんでした。
ところが今夏思わぬ形で見ることが出来たのです。それは大阪大会のTV中継。普段大阪大会は決勝だけあるいは準決勝~決勝くらいしかTV中継されないのですが、今夏はローカル局で突然2回戦の中継があったのです。
そこに出ていたのは「5校連合」。
顔ぶれは能勢(のせ)・西淀川・北淀・工芸・茨田(まった)の5校です。
写真左から工芸・茨田・能勢・西淀川・(能勢)の4校。
工芸はちょっと変わったデザイン。胸マークは「Kogei」で「K」だけがエンジ、他はグレー(あるいはシルバー?)です。
茨田は濃紺縦じま。(黒かも?)
筆記体で「Matta」。注目なのはヘルメット。このマークは「N」であり、おそらくは能勢高校のヘルメットだと思われます。
北淀はダークグリーン基調。
胸には漢字で「北淀」。
5校連合は2種類のヘルメットを着用しており、これはおそらく北淀高校の物なのでしょう。
北淀の帽子は白とグリーンの2色。
能勢は黒基調。
左胸に大きく「N」。その下に小さく「NOSE」。
西淀川(右端)は濃紺基調。胸には漢字で「西淀川」。
今回5校連合は1回戦に勝ってこの試合に臨んでいました。連合チームが勝つのは極めて珍しいことであると実況のアナウンサーが語っていました。
おそらくは全員まとまって練習出来ない日もあるのでしょうね。普段どこに集まって練習するのかは不明ですが、学校がバラバラなので集合する時間のロスは当然あると思われます。
恵まれない環境で練習し、大会での勝利を目指す。「たった1勝」が彼らにとっては「大きな1勝」です。
結果的にこの2回戦で敗れはしましたが大きな財産になったと思われます。
いつかどこかの連合チームの試合を球場で生観戦したいものです。
少子化・野球人口の減少は将来こういった連合チームの数を増やしていくことになるかもしれませんね。しかしその一方で大所帯のチームもある。不思議な気持ちです。
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