四球で壊れた典型的な試合(鷺宮製作所ー日本生命)
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Mr.black
2015年11月04日 10:14 visibility753
昨日は大阪ドーム(京セラドーム)にて社会人野球日本選手権を観戦してきました。
今大会期間中は仕事や所用で一日じっくり観戦する機会はありません。でもこれが今期観戦のラストチャンスかもしれないので、仕事を早退させてもらって第三試合だけ行きました。
第三試合は「鷺宮(さぎのみや)製作所VS日本生命」。
1塁側:鷺宮製作所。東京。今回が区切りの10回目の出場です。
濃紺縦じまユニ。胸には「SAGI no MIYA」。
3塁側:日本生命。大阪。
赤白ツートンユニ。左胸には会社のマークとその下に「NISSEI」。
今夏の都市対抗優勝チームです。
さてその試合ですが、残念ながら序盤で決まってしまいました。
鷺宮先発の渡辺投手が乱調。いきなり四球二つでランナーを溜め、その直後ライトオーバーの2ベースを打たれてあっという間に2失点。
たまらずベンチは初回から赤間投手をスクランブル登板。
先日のドラフトでオリックスに9位指名を受けた投手ですが、急な登板だったこともあり調子が出ず。初回のピンチと続く2回は何とか凌ぎましたが、3回にはヒットや四球で満塁にされます。ここで走者一掃の3ベースを打たれてジ・エンド。6-0になりました。
先発の乱調が伝染したのか後から出てくる投手も四球を出したり、四球にならなかったもののしょっちゅう3ボールまで行くなど不安定。守備時間が長い分攻撃が雑になりました。
四球で試合が壊れる典型的な試合でしたね。
こちらは日生の先発・清水投手。
相手がいきなりつまづいたこともあり、スイスイ投げていました。
ヒットを打たれてピンチがあったものの、日生はここぞの場面で好守備が頻発。投手のリズムがファインプレーを引き出すというこれも典型的な流れでした。
ちなみに見えづらいですが、ユニの左袖にある黄色い物は都市対抗優勝チームが付けられるワッペンです。黄色地に黒獅子が描かれています。優勝してから来年の都市対抗終了まで一年間付けられる「王者の証し」なのですね。
日生で目についたのはキャッチャーの古川選手。動きが良く、打者が打ち損ねたファールにすばやく対応していました。
ちょっとでも出遅れたらファールになっていたキャッチャー前のゴロをすばやく飛び出して素手でキャッチ。2塁へ送球し、2-6-3の併殺にしました。それ以外でもキャッチャー前のゴロや横に飛んだ小フライをアウトにしようとするアグレッシブさが際立ち、「いい捕手だな。これは投手は助かる」と思いました。
地元ということもあり、大応援団だった日生。赤のスティックが目立ちました。
序盤で大量リードされ、あまり見せ場の無かった鷺宮製作所でしたが、応援団が終始一生懸命な姿は目を引きました。
結局鷺宮は4回表、4番村上選手のソロHRで1点返しただけで1-6で敗れました。
ヒット数は同じなのですが、与四球が8個もあり、その多くが失点に繋がったのが敗因です。
次回は立て直して勝ち上がれることを期待しています。
そしてこのチームからは投手が二人ドラフト指名されています。
(赤間投手・オリックス9位、野川投手・DeNA7位)
どちらも下位指名ではありますが、近年は上位指名選手よりも下位指名選手の方が活躍するケースも多いのでNPBで活躍出来ることを祈っています。
今期の観戦はこれがラストになるかもしれません。先日紹介した軟式の高校野球近畿大会が雨天などで日程がずれ込めばまだチャンスはありますが、可能性は低いです。
これがチケット。一般券は1,200円です。
会社関係者に紛れてチーム券で入場するという手段もありますが、応援を強制されるのであまりお勧め出来ませんよ。(落ち着いて観戦出来ません。苦笑)
ご興味の湧いた方は是非ご観戦ください。
ドームがあなたを待っています。(笑)
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- 事務局に通報しました。
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