「とうえん」ではなく、「ももぞの」 (桃園球場)
-
Mr.black
2013年03月28日 15:07 visibility1560
今回の福岡遠征では久しぶりにハシゴ観戦しました。その1箇所目は「桃園球場」。
三国志を知っている人だと「とうえん」と読んでしまうでしょうが、ここは「ももぞの」だそうです。
(↑ 桃園という名称を意識してのことでしょう。球場の最上部がピンクの塗装でした。)
桃園球場は北九州市八幡東区にあります。
最寄駅はJR「八幡駅」。駅南側からバスが出ていますが、便数が少ないのであてに出来ません。実質歩きになります。駅からは南西に徒歩20分程度。往路はゆるやかな登り坂。歩くのが苦手な人にはちょっとつらいかもしれません。
今回はラッキーでした。道中に桜が咲いていてすごく和みました。この道はそのものズバリ「さくら通り」という名称でした。
グランドはこんな様子。芝生が無く、内野黒土・外野白土で区分してあるだけでした。硬式野球場でこのスタイルを見たのは久しぶりです。
両翼100m、センター125m、とグランドはかなり広いです。そして右中間・左中間は円形に膨らんでいて深いのでここに打球が行くと3塁打になりやすかったです。外野手がもたつけばランニングホームランになる可能性もあります。
さらにファールゾーンも広いので守る野手は大変だと思います。
スタンドは1万人収容。
座席はバックネット裏~ベンチ上の前半部だけ長イスでそれ以外の内野は全てコンクリートの階段席です。クッションなりシートなり持参した方がいいです。
内野フェンスは低めだったので視界良好です。ただ、バックネットの支柱がスタンド内にあるのでその周辺だけは死角が出来て見づらいです。外野は芝生席。
照明はありません。
スコアボードはパネル手動式。この日は選手表示は無し。カウントはBSOになっていました。
このボード、どことなく昔の野球盤のスコアボードに似ていますね。
ライト場外にも桜が咲いていました。
「桃園」という名称と「桜満開」という景色がマッチしていていい気分で観戦出来ました。
ただ、いいことばかりではありません。これは外から見た外野スタンド後方。この球場はスタンドが低いわりに防球ネットが設置されていませんでした。ファールボールが頻繁に場外に出ていたので危ないな~と思いました。
また、前述のようにグランドが土だけなので雨中戦になったらかなりプレーしにくいのでは?
建設されたのが1948年ということで老朽化もしているでしょう。
多少駅から歩くものの、立地条件はさほど悪くないと思いました。球場は飲料の自販機しかありませんでしたが、道中にコンビニがあったので食べ物はそこで調達出来ますし。
(夏の大会では売店が出されるのでしょうか?これはわかりません。)
せめてバックネット裏のスタンドだけでも全席長イスにし、外野に芝生を植えればもっといい球場になりそうです。照明があればなお良いのですが、近隣に住宅が多数あったのでそれは難しいかもしれません。
八幡地区の野球を支えてきたであろう桃園球場。末永く愛される球場であってほしいです。
- favorite21 chat4 visibility1560
-
navigate_before 前の記事
湾岸の倉庫群の中にあるスタジアム (大田スタジアム)
2013年3月14日 -
次の記事 navigate_next
本当のお別れ (日生球場)
2013年3月19日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件